STORES(ストアーズ )の物流 効率戦略を強化!提携サービス2社を徹底解説

 

STORES(ストアーズ)の運営を伸ばしていくには、物流の効率化に向き合わなくてはなりません。物流管理が追いついていないEC事業者においては、誤出荷・納品遅延などのトラブルが発生しやすくなってしまうからです。

 

当記事では、STORES運営の物流効率を高めるメリットと、効率化に有効な連携サービスを2つ解説します。戦略を練り、売上げ向上を目指しましょう。

 

STORES(ストアーズ )のEC事業者が物流・倉庫作業を効率化するメリット

ではまずSTORES(ストアーズ)を利用するEC 事業者が、物流を効率化するメリットを具体的に確認していきましょう。

対応できる出荷量が増え「売上げアップ」

1つ目のメリットは、対応できる出荷量が増える点です。出荷作業に追われ「これ以上販路を広げられない」「店舗を縮小しないと出荷が追いつかない」と考えてしまうEC 事業者が少なからず存在します。

 

そのような状況であれば、出荷量が膨らむセール時や連休明けでも、余裕を持って出荷に対応できるよう物流を効率化しましょう。物流のキャパシティを広げることで、他モールや他カートへの店舗展開や、商品数を増やせるようになり、売上げの向上が望めます。

 

リードタイムの短縮で「顧客満足度が向上」

2つ目のメリットは、配達日数を短縮により顧客満足度を向上できる点です。公益社団法人日本通信販売協会(JADMA)と日本リサーチセンターが実施した「2019年度 配送満足度調査報告書」によると「47%」と半数近くの商品が「3日以内」に到着しているといいます。

 

通販利用者に対して行われた調査であり、つまり利用者の約半数は3日以内に届く通販サービスを選択しているということになります。3日以内の納品ができないのは、約半数の見込み顧客を逃しているも同然。物流の効率化を行えば、顧客満足度が上がり、購入者の増加が見込めます。

 

リードタイムの重要性についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

物流はリードタイムの短縮が重要!理由やリスクと方法をご紹介

 

コア業務に集中し「品質・集客力が向上」

STORESの物流を効率化する3つ目のメリットは、コア業務へ注力する時間が捻出できる点です。例えば出荷作業にかける時間を3時間から1時間まで短縮できれば、当然2時間分を他の業務に当てることができます。

 

商品開発や広告・宣伝などのコア業務に注力し、品質や集客力の向上も可能です。

 

保管・梱包・発送代行すべておまかせ発送代行「倉庫サービス(オープンロジ)」

倉庫サービス

では次にSTORESと連携している物流アウトソーシング「倉庫サービス」について解説します。

 

「倉庫サービス」の特徴

「倉庫サービス」はSTORESと株式会社オープンロジが提携した物流アウトソーシングサービスです。保管・梱包・発送に関わる物流業務を委託できます。

 

STORESのダッシュボードから入庫・保管・発送の指示がすべて行えるため、操作が簡単です。一定の費用はかかりますが、飛躍的に物流を効率化させるでしょう。

 

「倉庫サービス」の基本料金

「倉庫サービス」は初期費用や固定費が発生しません。預けている商品の量に応じて保管料は毎月発生しますが、その他は配送料と追加ピック料の従量課金制となります。いずれも商品のサイズに応じた料金が設定されており、配送料に関しては離島・沖縄以外全国一律料金です。以下の表は横にスクロールできます。

 

サイズ

A4サイズ

※厚さ2.3cm・重さ1kg以内

60サイズ

※重さ2kg以内

80サイズ

※重さ5kg以内

100サイズ

※重さ10kg以内

120サイズ

※重さ10kg以内

140サイズ

※重さ15kg以内

保管料/日0.2円1円2.8円4円

7円

11円
国内配送料/個402円765円875円985円1,073円1,337円

追加ピック料金※

15円29円33円40円40円46円

※1オーダー、2個以上同梱するときの2個目からのピック料金

 

取扱量が少ないストアでも、利用しやすい料金体系といえます。

 

「倉庫サービス」を利用するメリット・デメリット

「倉庫サービス」の最大のメリットは、物流業務の一切を手放せる点にあります。荷役作業にかかっていた人件費や保管スペースにかかっていた賃料など、固定費の削減効果が期待できます。もう1つはSTORESが窓口となり、問い合わせに対応してくれる点です。ワンストップのサービスが望めます。

 

一方でデメリットとしては物流面が委託業者に任せきりになってしまい、自分たちの手でコントロールできなくなってしまう懸念があります。また費用面に関しても、適正在庫を算出したうえで保管料も加味し、利益との採算が合うかどうか試算が必要です。

 

以下の記事でも発送代行のメリット・デメリットを詳しく解説しています。

発送代行を利用するメリットとデメリット|業者選びのポイントを紹介

 

配送代行は検討するタイミングが重要です。

配送代行を検討するタイミングとは|業者の選び方も紹介

 

物流の効率化を始められる在庫管理システム「ロジクラ 」

スマホスキャン

次に自社で物流管理をしながら、STORESの出荷を効率化できる「ロジクラ」を紹介しましょう。

 

「ロジクラ」の特徴

「ロジクラ」はスマホでピッキングや検品を行える在庫管理システムです。STORESのフォーマットをCSVで「ロジクラ」に取り込み、簡単に連携ができます。

 

スマホをバーコードリーダーとして代用できる機能を搭載しているため

  • 効率化
  • ペーパーレス
  • 物流品質

の向上が実現可能です。

 

サイズや色で管理が複雑なアパレルの在庫管理にもおすすめです。

 

「ロジクラ」の基本料金

「ロジクラ」の基本機能は初期費用・月額0円で利用できます。ただし、STORESとの連携は月額9,900円のLiteプランより上位のプランのみの適用です。

 

プラン名FreeプランLiteプランStandardプランPremiumプラン
月額料金

0円

9,900円29,000円49,000円
オーダー数50件まで100件まで800件まで2,000件まで
OMS/POS/カート/モール連携×
ロット・ロケーション管理×××

 

出荷件数やロット・ロケーション管理の有無によっても、月額費用が変わります。まずはトライアルを試してみるのも良いでしょう。

 

「ロジクラ」を利用するメリット・デメリット

 

「ロジクラ」を利用するメリットは、物流効率化のスモールスタートが可能な点です。物流業務を自社の手元に残しながら効率化を図ることで、自社にノウハウが蓄積していきます。将来的に物流の委託を考えたときに、委託業者に依存しすぎず、パートナーとして対等に協業できるでしょう。

 

一方デメリットは、物量が増えると自社で管理するのが大変になる点です。効率化したとしても、いずれは保管スペースの賃料や人件費が負担になってくる時期が訪れます。

 

まずは自社でできる取り組みから始めてみてはいかがでしょうか?在庫管理の基本先出し先入れを解説しています。

先入れ先出しとは?在庫管理におけるメリット・デメリットを徹底解説!

 

 

STORES(ストアーズ )の事業成長に合わせた物流サービスを選ぼう

STORES運営の物流効率化は、事業成長に合わせたサービスの選定が肝要です。

 

すでに出荷量が自社では手に負えない過渡期を迎えているのであれば、商品サイズから「倉庫サービス」の試算をしてみると良いでしょう。

 

初期段階から物流代行に任せるかどうかは、その後の運営を考慮して検討すべきです。自社のバックヤード業務として、全体像を掴みながら効率化を図るのであれば「ロジクラ」がおすすめです。

 

関連記事:STORESの使い方とは?徹底解説します!

 

 

 

ロジクラ概要資料

ロジクラの基本機能に関する概要資料です。特徴、主な機能、API連携、導入事例、導入までの流れなどをまとめています。

ロジクラは物流・発送作業のDXをサポートするSaaSソフトウェアです。自社倉庫や3PLのお客様には在庫管理ソフトウェア「ロジクラ」を、物流アウトソーシングをお求めの方へは物流代行サービスをご提供しております。こちらの資料では、ロジクラを導入される前のお客様の課題や、導入後の効果、ロジクラを使ったフロー図や導入事例等をまとめています。

是非ともダウンロードしご覧ください。