
【初心者向け】Shopifyの配送業務を解説!特徴や設定手順、おすすめアプリ6選
Shopifyの配送に関わる業務は、設定の方法次第で顧客の満足度を高めたり、アプリの活用で効率的に作業を進められたりと、工夫できる点が多くあります。デフォルト設定のままEC運営をしていては損をするかもしれません。
当記事ではShopifyにおける配送の特徴と設定の手順、発送まで作業を楽にするおすすめアプリを紹介します。あなたのショップの売上げ向上に、ぜひ役立ててください。
目次
Shopifyの配送の特徴
まずはShopifyの配送ならではの特徴を解説します。
海外向けの発送ができる
Shopifyにおける配送の大きな特徴でありメリットは、海外発送ができる点です。多言語でのショップ展開も可能で、決済方法も豊富に対応しています。主に以下の運送会社が利用できます。
- FedEx
- UPS
- DHL
海外の顧客もターゲットに販売ができるため、すでに国内で物販をしてきた事業者にとっても販路拡大を狙えます。
Shopifyでは初期設定で海外発送が可能となっているので、難しい設定も不要です。また世界の特定のエリア向けに販売したい場合は、国内エリアと同様に設定できます。
アプリの活用で配送に関わるサービスが受けられる
アプリで利用できる物流サービスが豊富にあり、効率化が図れるのもShopifyにおける配送業務の特徴です。
配送そのものだけでなく、商品の入庫や検品、在庫管理や梱包など、商品お届けまでの工程を最適化するためのさまざまな物流サービスがあります。料金や対応できる範囲に違いがあるため、自社に合ったサービスを検討してみましょう。
通常配送以外に店舗受け取りとデリバリーも選択可能
通常配送以外に店舗受け取りとデリバリーも選択が可能な点も、Shopifyにおける配送の特徴として挙げられます。通常配送とは、以下のような運送会社を利用した配送のことです。
- 日本郵便
- ヤマト運輸
- 佐川急便
その他に、主に実店舗を持つ事業者は以下の2つの受け渡し方法が選べます。
- 店舗受け取り
- ローカルデリバリー
店舗受け取りとは、文字通りShopify上で注文し、実店舗で商品を受け取る選択肢を指します。送料の削減に効果的です。
ローカルデリバリーとは、飲食物などの出前注文に使える選択肢です。手数料が30〜40%発生するUber Eats や出前館と比較して、自前でデリバリーをする分手数料は3~4%と、かなりコストを抑えられます。
商品受け取りにおける顧客の選択肢が増え、満足度の向上にも寄与するでしょう。
Shopifyにおける配送設定の手順
Shopifyの初期設定では、国内配送の送料が1000円に設定されています。一般的なECショップの送料としては高額です。さまざまな送料を設定することで、顧客にアピールができます。ここからは基本的な配送設定の手順を解説します。
ホーム画面から「設定」のメニューに入りましょう。
次に「配送と配達」をクリックし、設定を始めて行きます。
配送エリアごとの送料設定
まず基本の設定として配送エリアごとの設定を行います。国内配送でいえば都道府県別に設定したい場合や、北海道や沖縄といった離島あての送料を別途設定したい場合に使用することが多いでしょう。
「配送」メニューの「管理」をクリックします。
次に「発送先」の項目の中の「・・・」をクリックし、「ゾーンを編集する」を選択します。
検索窓から設定したい国を検索します。送料を設定したいエリアにチェックを入れて、完了をクリックします。ここでは例として、北海道の設定をしています。
次に価格が表示されている箇所の「・・・」をクリックし、「送料を編集する」を選択します。
「価格」に設定したい送料を入力し、完了をクリックします。最低価格・最高価格を設定しなければ条件がない状態です。
ここまでの例でいえば「発送先が北海道であれば一律1,200円の送料」と設定されています。
注文額に基づく送料設定
注文額に基づいた送料の設定もできます。下記の例の場合「注文額が0〜9,999円の場合、送料1,200円」の設定です。
送料無料設定
続いて「10,000円以上購入で送料無料」の設定をしてみましょう。「送料を追加する」をクリックします。
「料金の名前」は任意で設定可能なため、適切な項目を直に入力しましょう。価格を0円とすることで送料無料設定になります。ここでは、「10,000円以上購入で送料無料」と設定するため、条件の最低価格を「10,000円」とし、最高価格を「制限なし」にして完了します。
アイテムの重量に基づく送料設定
重量に基づく送料設定も可能です。日本郵便を利用するときなどに活用すると良いでしょう。入力の仕方は注文額に基づく送料設定方法と同様です。
【国内】Shopifyの配送に便利なアプリ2選
ここからはShopifyの配送に便利なアプリを紹介します。
どれを選ぶということではなく、どれも作業効率化には必須といっても過言ではありません。まずは国内配送の便利な2選から紹介します。
配送日時指定.amp|商品ごとに配送日時指定、休日設定も
「配送日時指定.amp」はその名の通り、顧客が配送日時指定を詳細に設定できるアプリです。各配送会社の配送時間指定枠に合わせた設定ができます。EC事業者側の都合に合わせた休日設定や、置き配指定も可能です。
再配達率を下げ、手間を軽減してくれます。アプリ作成者である「&d」は他にも「送料無料バー .amp」や「複数配送先 .amp」など人気のアプリも提供しているため、あわせてチェックしましょう。
- 月額$9.80〜
- 14日間の無料体験あり
- 星5.0つ
配送日時指定.ampのShopify App Storeはこちら
Order Printer|請求書・明細書・領収書を印刷
「Order Printer」はShopifyの配送時に必要な書類を一気に印刷できるアプリです。請求書、明細書、領収書にロゴマークをつけるなどのカスタマイズができます。
配送準備の効率化はもちろんのこと、ブランディングにも役立つでしょう。上位版に「Order Printer Pro」があり、月に50件以上の注文を処理する場合のみ月額料金が発生します。
- 無料
- 星3.5つ
Order PrinterのShopify App Storeはこちら
【海外】Shopifyの配送に便利なアプリ3選
次に海外への配送に便利なアプリ3選をチェックしましょう。
Easy Rates Japan Post|日本郵便の海外宛送料を自動計算
「Easy Rates Japan Post」は、日本郵便の国際配送サービスで海外へ発送する際の送料を自動計算できるアプリです。
手数料の追加や一定額以上の購入で送料無料の設定も可能です。わずらわしい計算に頭を悩ませることがなくなります。
- 月額$9.90
- 7日間の無料体験あり
- 星4.1つ
「easyRates: Japan Post」のShopify App Storeはこちら
Easy Label Japan Post|日本郵便の配送ラベル作成
「Easy Label Japan Post」は日本郵便の国際配送サービスで海外へ発送する際、Shopifyの管理画面上で配送ラベルの作成ができるアプリです。
「Easy Rates Japan Post」と連携すれば、顧客が選択した内容が反映され、作業がよりスムーズになります。月額料金はラベル発行枚数により段階的に上がる設定です。
- 月額$14.90〜$69.90
- 7日間の無料体験あり
- 星2.4つ
「easyLabel: Japan Post」のShopify App Storeはこちら
Ship&Co|送り状・インボイスの発行!発送完了メールも自動送信
「Ship&Co」は受注情報をリアルタイムで同期し、送り状・インボイスとワンクリックで発行できるアプリです。
ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便に対応しており、一度に50件の送り状が発行できる優れもの。追跡番号を記載した発送完了メールを自動送信できる機能もあり、効率化に欠かせません。
- 従量課金30円/件、または月額1,000円/月
- 14日間の無料体験あり
- 星4.7つ
「Ship&Co」のShopify App Storeはこちら
Shopifyアプリ「ロジクラ」は在庫管理とフルフィルメントサービスを提供
当社はShopifyと連携できる在庫管理アプリ「ロジクラ」を提供しています。
配送面のサポートとしてはフルフィルメントサービスも可能です。ここでは「ロジクラ」2つの大きな特徴を紹介します。
配送までの管理を正確に、効率的に
倉庫担当者がスマホで入荷数量を入力することによって、ロジクラがShopifyに在庫を足します。また、Shopifyの注文が入った場合は、出荷予定としてデータを取り込みます。これらの機能によって在庫管理が簡単になり、リアルタイムの在庫量が把握できます。出荷・発送ミスなどを減らすことができたうえに効率化につながったとレビューをいただいています。
App Storeからレビューをチェックできます。
iPhoneをハンディターミナルとして使用
在庫管理をデジタル化するとミスが減り配送に関わる業務が楽になることはわかっていても、初期投資の額が大きいとなかなか導入できません。特にハンディターミナルは1台ずつが高価で、複数台購入する必要があるなど導入しづらいという観点もあります。
「ロジクラ」ではiPhoneがハンディターミナルの代わりになります。使い慣れた機器なので操作に慣れるまでに時間がかからず、簡単に使いこなせます。
検品が短時間で正確に行えるだけでなく、送り状の追跡番号をスキャンするとShopifyの追跡番号と同期するのもポイントです。数字の入力ミスなく、正確に商品の追跡ができるようになります。
Shopify連携でどのようなことが可能になるかはこちらのページでご紹介しております。
「D2Cの出荷なら選択肢は倉庫アウトソーシングだった。Shopify×ロジクラ連携で完全自動で出荷を実現。|導入事例|在庫管理・倉庫管理ソフト「ロジクラ」 (logikura.jp)」
Shopifyの配送における利便性は設定とアプリで向上しよう!
Shopifyの配送には他社カートにはない機能が多くあります。配送先エリアや重量、購入価格に応じた送料の設定が可能であり、海外発送にも対応しています。簡単な操作や設定で配送コストを削減したり、顧客にアピールしたりできることもメリットです。
アプリの活用で配送の効率化を図り、利益を最大化しましょう。人材と時間に余裕ができ、商品開発や販促業務に注力できます。ミスや人件費が減るので、結果的にコストカットにもつながるでしょう。
shopifyでECサイト運営されている方は、まずは無料で試していただけると発見があるはずです。

Shopify連携資料
ロジクラとShopify連携概要をまとめた資料です。特徴やAPI連携フロー、導入事例などを掲載しています。
カートシステム「Shopify」とロジクラの連携概要をまとめています。なお、Shopify連携を導入前にお試しすることも可能です。14日間のトライアルも是非ともご利用ください。