物流はリードタイムの短縮が重要!理由やリスクと方法をご紹介

 

 

物流のリードタイムとは​

リードタイムとは、商品を発注してから納品されるまでの時間や日数を指します。似たような言葉で「納期」がありますが、納品期限日を指していて具体的な日付で示します。

 

例えば、ECサイトでリードタイムが記載されている場合は「10日程度で発送」と記載されており、納期が記載されている場合は「3月3日までに発送」となります。

 

 

物流のリードタイムを短縮が重要な理由​

物流ではリードタイムを短縮させることが重要です。理由を具体的に紹介します。

 

 

お客様へのアピール力アップ

ネット通販やECサイトの利用が一般的になり、家にいながらにして買い物できるようになりました。そして、お客様の中に「実店舗に行く時間はないけれど、なるべく早く欲しい」というニーズが生まれたのです。

 

EC事業者は他社との差別化を図るため、お客様の希望に対応し、「当日発送」や「最短当日お届け」というサービスを提供するようになりました。

 

リードタイム短縮によるお客様へのアピール力は、価格競争を上回る場合もあります。一般的に同じ商品であれば、価格の安い方が消費者に好まれます。しかし、「早く届くのなら、少し高くても購入したい」と考えるお客様もいるのです。

 

EC事業者にとってリードタイムを短縮することは他者との競争力を保つことであるため、重要だと言えます。

 

 

商品管理コストの削減​

商品を入荷して注文が入ったら出荷する、という物流のサイクルを考えるとリードタイムが短ければ商品管理コストが削減できます。

 

もし、倉庫内で商品を長期間保管した場合、以下のようなリスクがあります。

  • 倉庫費がかさむ
  • 商品劣化のため、販売できない
  • キャッシュフローの悪化

欠品を恐れて過剰在庫を抱えている場合、必要以上の倉庫費がかかってしまいます。また、商品を劣化させないための商品管理も必要ですし、劣化して商品として販売できない可能性もあります。収益率をアップさせるにもリードタイムの短縮は大切です。

 

また、リードタイムが長いと、倉庫内に資産としての商品はあるものの会社には現金がない状態で、キャッシュフローが悪化しています。改善し、なるべく早期に現金化できるようなシステムにすることで、良い状態で会社を運営できます。

 

物流コストについては「物流コストを削減すると業務効率化につながる!課題と解決方法を紹介」の記事をご参考ください。

 

 

物流のリードタイムを短縮させるリスクもある​

物流のリードタイムは短ければ短いほどいいように感じますが、リスクもあります。

 

 

配送品質の低下​

物流のリードタイムを短縮するために作業フローを見直し、工数を減らすことがあります。実際に無駄な工程を削減したのなら良いのですが、必要だったものを削った場合、工数が減ったことでミスが増えたり作業が雑になったりと配送の品質が低下してしまう可能性もあります。

 

 

小ロットの商品は欠品のリスク​

小ロット生産の商品においては、リードタイムの短縮が欠品のリスクにつながります。

 

在庫はなるべく少ない方が良いですが、トラブルなどがあって生産できなくなってしまった場合、在庫だけでは生産停止している期間の需要をまかないきれない可能性があるのです。

 

生産停止の理由としては取引先のトラブルのほかに、災害などのやむをえない事情の場合もあります。近年は豪雨災害などが増えており、被害を受けて業務が滞ってしまうことも珍しくありません。

 

リードタイムを優先するため在庫を減らし欠品のリスクをとるのか、災害などがあっても欠品を起こさないような在庫数を確保しておくのかは、各企業とも判断が難しいところです。

 

 

物流のリードタイムを短縮させる方法​

物流のリードタイムを短縮する方法はさまざまあります。主な方法は以下の通りです。

  • 人員を増やす
  • 工程を見直す
  • ミスを減らす
  • 機械化・自動化

作業量が多過ぎてリードタイムが長くなっているのなら、人員を増やすことで作業可能量が増え、リードタイムの短縮が可能です。しかし、人件費がかかってしまいます。一時的に人員を増やし対応をした後で、別の方法でリードタイムを短縮させることがおすすめです。

 

無駄な工程を省いたり、工程を効率化できる点がないか見直します。そもそもルールが曖昧な場合もあるので、手順やルールを明確にし、徹底することでリードタイムを短縮できるでしょう。

 

ミスが多くリードタイムが長くなってしまっている場合は、ミスを減らすことが大切です。特定の工程でミスが多いのなら、その工程のフローに問題がある可能性があります。例えば、棚の配置がわかりにくい、判別しにくいピッキングリストを使っているなどです。

 

ミスを減らすためにダブルチェックをする方法もありますが、リードタイムの短縮という観点では工数を増やすことになるうえ、改善の効果も大きくないので別の方法を考えた方が良いでしょう。

 

物流を機械化・自動化するとリードタイムの短縮が可能です。機械化・自動化の例としては以下のようなものがあります。

 

  • 倉庫管理システム
  • 在庫管理システム
  • ハンディターミナル等を使ったピッキングシステム
  • 自動搬送ロボット

今まで、人が行っていた工程を機械化・自動化することで作業時間を削減できるだけでなくミスも減ります。物流に関する業務効率化も進められ、効果が大きいです。

 

機械化・自動化にあたっては、導入コストがかかる点がデメリットとなります。しかし、導入することで物流にかかる人件費を削減できるため、長い目で見るとメリットの方が大きい場合が多いです。

 

在庫管理システム(WMS)の詳しいメリットについてはこちらで紹介しております。

在庫管理とは〜WMS(在庫管理システム)を導入するメリット〜

 

 

物流を外注することでリードタイムの短縮が可能​

物流の機械化や自動化を検討しているけれど、なかなか自社だけでの対応が難しい場合は、物流を外注してリードタイムを短縮する方法もおすすめです。物流のプロに外注することでミスが減り、配送の品質が今よりも高い水準で安定する可能性があるなど、リードタイムの短縮以外のメリットもあります。

 

また、今まで物流を担当していた人材リソースを他の業務で生かすことで、収益アップも目指せるのです。

 

物流の外注の方法には、自社が課題を抱えている工程だけを委託する方法や物流業務の全部を外注するフルフィルメントなどがあり、企業ごとに合ったサービスを選び使えます。

 

ロジクラでは在庫管理サービスのロジクラだけでなく、ロジクラと佐川グローバルロジスティクスとの共同サービス「XTORM」というフルフィルメントサービスを提供しています。

配送センターとの直結で、最短当日午前のお届けを実現することが出来、リードタイムの短縮にも大いに役立ちます。

 

お客様に少しでも商品を早く届け、より満足度を上げたいという方にお勧めです。

 

 

まとめ​

物流のリードタイムとは、商品を発注してから納品するまでの時間を指します。リードタイムを短縮することでお客様へのアピール力が増し、商品管理コストの削減が可能になります。

 

物流リードタイムの削減方法としては人員の増加や工程の見直しなどがありますが、業務効率化が期待できることから考えても機械化や自動化がおすすめです。自社のみで機械化・自動化の対応が難しければ外注することを検討してみてはどうでしょうか。

 

ロジクラと佐川グローバルロジティクスとが共同で提供しているサービス、XTORMはEC事業者が使いやすいよう工夫を施したフルフィルメントサービスです。受注管理システムと連携することで24時間365日自動出荷が可能で、最短で当日午前中にお客様のもとに届けられます。リードタイムが短く、お客様の「すぐ欲しい」というニーズに対応可能です。

 

導入の際にはコストがネックとなることも多いですが、XTORMは初期費用は不要で完全従量課金制です。さらに、作業が急増した際も対応可能なので、繁忙期にはリードタイムが長くなってしまうという課題を感じていた企業にもおすすめです。