入庫とは 〜なぜ倉庫業務・在庫管理で最重要業務になるのか?〜

物流における「入庫」とは、入荷した商品を倉庫の保管場所に入れることを意味します。入り口となる入庫の工程でミスが発生すると、以降の作業に多大な影響を与えてしまいます。

今回は、在庫管理の要とも言える「入庫」について、詳しい意味となぜ最重要業務に値するかという点について解説します。

物流における「入庫」とは?

最初に、物流における「入庫」の意味について詳しく見ていきましょう。

「入庫」の意味

入庫とは、荷受けした在庫(商品)を、所定の置き場所(ロケーション)に納める工程を意味します。保管とともに、在庫データを管理システムに計上する作業も含まれ、「棚入れ」と呼ばれることもあります。

「入庫」と「入荷」の違い

「入庫」と似た言葉として「入荷」があります。「入庫」は、商品を保管場所に入れることを指すのに対し、「入荷」は、倉庫に届き受け取ることを意味します。入荷処理が終わった在庫に対して、入庫作業が行われる順になります。2つの言葉の意味の違いについて理解しておきましょう。

なぜ入庫が重要なのか【3つの理由】

次に、入庫工程が「なぜ倉庫業務・在庫管理で最重要業務になるのか?」について解説します。主に3つの理由があります。

入庫段階で在庫管理の正確性が決まる【理由1】

物流の在庫管理は入庫から始まり、その作業精度にかかっていると言えます。
物流の入り口で発生したミスは、以降の在庫管理に影響を与え、大きな不安要素となります。同様に、入庫の前段階に行われる入荷検品が正しく行われることも非常に重要です。

入庫が誤出荷の鍵を握る【理由2】

入庫時に「入荷された商品名と入荷データの間違いを見逃してしまう」「ロケーションの格納を間違う」といった些細なヒューマンエラーでも、誤出荷という取り返しのつかないミスにつながる恐れがあります。お客様の信頼を失い、現場の作業効率をも下げてしまう誤出荷は、何があっても避けなければいけないミスでしょう。

出荷の品質を向上させる【理由3】

入庫は、出荷作業にも影響を与えます。入庫時に、イレギュラーな事態(商品の破損やデータと実在庫の数量違いなど)を発見できれば、早期に対応ができリカバリーできますよね。結果、大きな問題にならず、スムーズかつスピーディな出荷が可能になり出荷作業の品質を上げることになるのです。

入庫による在庫差異を防ぐ

入庫による在庫差異はどうやって防げば良いのでしょうか。防止策をご紹介します。

入庫ミスとは

入庫工程で起きやすいミスは、例えば以下のものがあります。

・数量のカウント間違い
・データの入力間違い
・保管場所の格納間違い
・色違いやサイズ違い
・現品とデータの不一致

ミスの発生原因の多くは「ヒューマンエラー」に起因します。
人力に頼ることが多い物流の現場では、これらの人為的なミスが発生しやすいと言えます。

システムを活用して防止する

それでは、どのように対応すればいいのでしょうか。入庫による在庫差異を防ぎ、正しい在庫管理を叶えるためにできること、防止策について考えてみましょう。一例を挙げます。

◆ハンディ、アプリの導入

ヒューマンエラーの発生や属人的作業をなくすためには、在庫管理に特化したツールの導入が効果的です。物流現場で「ハンディ」と呼ばれている、片手で操作可能なハンディサイズのデータ収集端末は、「なに」が「いつ」入ってきて「どこ」に「どれくらい」あるか、などの在庫管理機能が搭載されており重宝します。他にも、今注目されているのが在庫管理「アプリ」です。

スマートフォンを使って、入庫・出荷情報を正確に登録・管理できるので、現場で起こりがちな人為的なミスを防いでくれます。また、わかりやすさや簡単といった操作性にも工夫がされているものが多く、導入の心理的ハードルが低いため、誰でもすぐに使えて作業効率の点においても魅力的と言えます。

使い慣れたスマートフォンで作業ができること、ハンディのようにハードウェア導入費用が高額にならないことも、在庫管理「アプリ」のメリットです。

在庫管理アプリの選び方とおすすめ【現場が語る】

◆バーコード照会

バーコードを読み取って入出荷を行うバーコード照会も、現場での入力ミスや数え間違いによる在庫差異予防に一役買います。さらには、バーコードと在庫管理システムを併用することで、リアルタイムの在庫状況をすぐに確認することも可能となり非常に便利です。一度使い始めると手放せないという声が多々聞かれます。

正確な入庫=正確な在庫管理

正確な入庫こそが正確な在庫管理に繋がることをご理解いただけたのではないでしょうか。最後に、正確な在庫管理がもたらすメリットについて確認しておきましょう。

生産性の向上【メリット1】

物流の成果において、在庫管理がキーポイントとなります。在庫を正確に把握できているということは、現場での作業効率が上がることによる生産性の向上、さらには利益アップにも繋がっていきます。

クオリティの向上【メリット2】

在庫を正しく管理することは、商品(在庫)の品質担保にも貢献します。例えば、賞味期限があるものは、保存の仕方による影響をうけると言えるでしょう。入荷日・数量・格納場所等の在庫情報をきちんと把握できていれば、商品を劣化させることなく、鮮度を保った状態で出荷することが可能です。

顧客満足度の向上【メリット3】

正しい在庫管理を徹底していれば、誤出荷や欠品等のお客様にとってのトラブルを事前に防ぐことができます。
注文した商品がスムーズにスピーディーに問題なく手元に届くという体験は、安心感並びに信頼感に繋がり顧客満足度向上に直結すると言えるでしょう。

◆物流倉庫事業(3PL)のケース

物流アウトソーシング(3PL:サードパーティー・ロジスティクス)とは、発送業務や在庫管理などの物流業務を外部に委託することを言います。
それらを提供する企業にとっての顧客は、ECサイトやオンラインショップの運営会社などが該当します。3PL事業者は物流業務の専門家なので、委託することでコストを削減すると同時に、効率的な物流を実現することを顧客企業は期待しています。なぜならその先の自社の顧客満足の向上にも結びつくからです。

◆自社倉庫(EC・通販)のケース

自社で在庫を管理している場合、莫大な保管コスト並びに入荷入庫工程での手間にも問題を感じています。また在庫管理にかかる人件費も大きなウエイトを占めているのが実情です。そういった状況の中で、正確な入庫による在庫管理を実現することで、自社倉庫によるデメリットポイントを軽減できるのは大きな利点です。入庫管理業務による正しい在庫管理は安定性に結びつき、目指すべき配送スピードと顧客満足度の向上を担保することができるでしょう。

まとめ

このように、物流業務において在庫をどのように管理するかは大きな課題です。
在庫管理がうまくいくかどうかは、入庫作業にかかっていることをご理解いただけたかと思います。物流の現場の人的ミスは、システム化・ツールの導入で大幅に予防できる点もお話ししてきました。

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https://news.mynavi.jp/article/20201002-1365376/

入庫作業時に活躍する機能を搭載。アプリを利用した入庫、バーコードによる検品も可能となっております。
現場に潜む問題点を徹底的に掘り下げ開発されているからこそ、物流現場でリアルに重宝すること確実です。

しかも無料で使えるので、お試しで導入することも可能。実際の使い勝手を確認しつつ在庫管理の仕方を今一度検討してみてはいかがでしょうか。
在庫管理の要とも言える「入庫」工程を制するものは、物流を制します。在庫管理に特化したシステムの導入により改善していくことをおすすめします。