
現場が語る、在庫管理アプリの選び方とおすすめ
こんにちは、ロジクラの齋藤です。
通販の普及によって、入出荷対応や在庫管理の重要性は非常に高まっていますが、意外にも在庫管理アプリはそれほど知られていません。
今回は通販モールでの物流担当経験のある筆者が、在庫管理アプリの仕組みや選ぶためのポイント、おすすめの在庫管理アプリをご紹介したいと思います。
目次
在庫管理アプリとは?
通常の在庫管理システム/在庫管理ソフトの場合、ハンディターミナルと呼ばれるバーコードを読み取るための端末が別途必要になります。ハンディターミナルはパナソニックやKEYENCE製のものが主流で、1台あたり数十万円するものが多いため、簡単に導入することができません。
一方で、在庫管理アプリは、スマートフォンにアプリを入れることで、「ハンディターミナル」のようなバーコード読み取りをカメラにて行うことができるものであり、ハンディターミナルを導入できない企業にとって、非常に画期的なものとなっています。
また、通常ハンディターミナルでは難しい商品の登録や検索もスマートフォンならではの良さを活かし、在庫管理アプリでは可能で、今後もより一層利便性が高まっていくと考えられています。
在庫管理アプリを選ぶポイント
在庫管理アプリを選ぶ際のポイントは、以下の3点に集約されるかと思います。
ポイント1:現場が使えるか?
昨今人手不足が問題となっており、物流倉庫での人材確保も激しく競争しています。実際に業務をするスタッフは未経験の方が多いのも現実。最近では日本語に不慣れな外国人や、ITに疎い高齢者など多様な人材の確保が求められています。初めての業務であっても、直感で操作できるデザインが重要視されています。
また、デザインがシンプルでも機能は充実していないと実務には向きません。toCの出荷であれば誤配送は店舗の評判を落とします。検品やピッキングなどの業務が自社の出荷業務にマッチしているかなど、より効率的なオペレーションを組み立てられるかを考えなくてはいけません。
ポイント2:自社がやりたいことができるか?
受注管理システムとの連携等、自社がやりたいと思っているオペレーションが実現できるかがポイントです。導入してから「これができない」「こうだと思った」とならないように無料トライアルなどでじっくり検討しましょう。
現場が語る、通販向け在庫管理システム/ソフトの選び方とおすすめでも語られていますが、他サービスとの連携についても要注意。自動連携なのか、CSVでの連携なのか。その機能で効率化するのかをきちんと確認することが重要です。
ポイント3:今後やりたいこともできるか?
事業が好調になると、出店数を増やすこともあると思います。そのとき、利用中の在庫管理サービスが、出店先(例えば楽天やAmazonなど)との連携をしていないと、また新たなサービスを導入することを検討する必要が出てきてしまいます。導入するサービスの今後の展開として各種ツールとの連携を検討しているかも大きなポイントです。
また、扱う商材や量が増え、出荷数もグンと伸び上がるでしょう。そんなとき、今の倉庫で対応できますか?導入していたサービスの規模が小さいと、倉庫移転には対応していない場合があります。今後、倉庫移転をした場合の対応等、自社が目指す方向性とサービスの範囲が合致しているかを確認することも大事です。
在庫管理アプリのおすすめ
ロジクラ
在庫管理・倉庫管理ソフト「ロジクラ」|無料(フリー)から使える
・ iOS 対応
約1年間で1万社の企業様に利用頂いている在庫管理システムです。店舗・通販・卸の在庫管理が一元化でき、スマートフォンでかんたんに商品登録や在庫登録ができる点が特徴です。また拠点ごとに保管場所を設定し、柔軟なロケーション管理に対応しています。
また、無料から使え、登録もWEB / アプリのどちらからも可能で簡単です。21日間の有料プラントライアルもあるため、はじめて在庫管理システムを導入してみようか検討している方には、取り組みやすいサービスだと思います。
全国の倉庫とも提携しており、倉庫移転の際は、そのままロジクラを利用できシステム移行が不要。移転先倉庫の在庫をチェックできるため、外部とのコミュニケーションをとるにも非常に便利。物流業務は委託して、自社の商品企画や開発にリソースを割けると評判です。
ZAICO
ZAICO | クラウド在庫管理ソフト iPhone・Android・API対応
・Android / iOS 対応
シンプルなデザインでスマホ・PCから在庫管理が可能です。会計ソフトfreeeと連携しており、発注や納品に対しての会計管理にも対応しています。
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主にBtoBでの受発注で利用されています。
いかがでしたでしょうか?在庫管理システムはそもそも存在を知らないところから選ぶには非常に難しいツールだと思いますが、良いツールを導入できれば、劇的な作業工数改善が見込まれます。無料から使えるアプリが増えてきていますので、是非こちらの記事を参考に、ツールの導入を進めてみてください。