ネクストエンジンAPIを徹底解説!

 

ネクストエンジン のAPIで実現できる事

ネクストエンジンでは、APIを利用することでネットショップ運営に役立つ機能を搭載したアプリの作成や追加が可能です。アプリの開発、機能のカスタマイズ、データ連携などでECモール運営がさらに便利になるでしょう。APIで実現できるアプリ作成と外部システム連携についてご紹介します。

 

アプリを作る

ネクストエンジンでは、ネクストエンジンへのログインと開発権限の条件で、新しいアプリを開発することができます。アプリを作成するときは、アプリの種類選択が必要です。アプリの種類は以下の3種類から選べます。

 

メイン機能との連携するアプリ

受注データや商品データなど、メイン機能から取得できるデータを使ったアプリを作成する場合に選択します。

 

ネクストエンジンログインのみのアプリ

メイン機能のデータを一切使用せず、メイン機能へネクストエンジンIDを使ってログインを行うアプリです。ネクストエンジンのユーザー認証、アプリの請求機能などを使う場合に選択します。

 

自社サービスのアプリ

自社で公開しているサービスをアプリとして登録し、ページを作って宣伝するアプリです。ネクストエンジンとの連携はせず、宣伝のみを行いたい場合に選択します。

 

外部システムとの連携

ネクストエンジンでは、受注処理や出荷処理に必要な外部システムとの連携機能が用意されています。会計ソフト、メール、決済、顧客管理、データ出力、受注伝票更新、分析、POS連携、モールカート連携、倉庫連携など種類はさまざまです。決済システムと自動連携すれば、入金データの取り込みまで行えるので、作業の効率化につながるでしょう。出荷処理では、送り状サービスの出力や各種倉庫システムとの連携が可能なので、出荷における人員削減も可能になります。

 

 

ネクストエンジンAPIの利用料金目安

アプリを作って登録する際には、アプリの販売形態を選択する必要があります。販売形態は、「すべての企業に公開」するパターンと、アプリを「特定の企業にのみ公開」するパターンの2種類です。ネクストエンジンAPIの利用料金は、販売形態を「すべての企業に公開」した場合は無料になります。

 

しかし、「特定の企業に公開」した場合は有料です。有料の場合の利用料金は、APIリクエスト数や通信データ量によって0~3万円となります。APIリクエスト回数、通信データ量のどちらか利用料が多いものが基準になって利用料金が決定する仕組みです。APIリクエスト回数が月に10,001回以上、もしくは通信データ量が6GBを超える場合の利用料金は要相談となります。

 

ネクストエンジンAPIを活用の為の必要なこと

ネクストエンジンのAPIを利用するには、必要な知識やコツがあります。スムーズな活用のため、次の3つのポイントに注意しましょう。

 

プログラミングの知識

アプリを作成するには、HTMLやJavaScriptなどのプログラミングに関する知識が必要です。ネクストエンジンAPIは使用できる開発言語に制限がありません。RubyやPython、PHPなどの言語が求められることもあります。柔軟な開発ができる分、適切なプログラミング言語で開発できることや設計力、判断力が必要です。アプリ作成にあたって、プログラミングの知識がない場合は、外部企業へアウトソーシングするのも良いでしょう。

 

オープンコミュニティの活用

ネクストエンジンでは「Nextengine Developer Network」というコミュニティサイトを開設しています。トップページには機能の更新、リファレンスの改定などの最新情報が掲載されています。アプリ開発につまずいたときは、FAQを参考にするのがおすすめです。問題点と似たようなFAQが見つけることができれば、ほとんどの問題は解決できます。

ネクストエンジンDeveloper Network (next-engine.com)

 

解決策が見当たらない場合は、各機能の詳細が記載されている「リファレンス」を参照するのがおすすめです。開発時の注意事項やメッセージコードの詳細、ソースコードのサンプルなどが記載されているので、開発の役に立つでしょう。

 

さらに、「Nextengine Developer Network」では、ネクストエンジンアプリのエンジニア同士で情報交換したり問題解決を図ったりできるコミュニティが設けられています。オープンコミュニティで質問すると、他の利用ユーザーから回答してもらえるかもしれません。

 

本当にAPI連携が必要な機能かを見極める事

API連携することによって、これまでの業務が効率化できるようになります。しかし、外部システム側が機能や仕様の変更した場合、自社のサービスやシステムに不具合が生じることがあるかも知れません。

 

また、API連携をしているサービスのサーバーで何らかの問題や障害が生じたときに、自社サービスが利用できなくなる恐れもあります。不具合が起きたときは連携に失敗して、データが正確に取得できないなどの問題も発生し得るかもしれません。

 

API連携の設定を行うにはWebやAPIに関する技術的な知識が必要です。デメリットもあることを理解したうえで、本当に必要な機能のみを連携しましょう。

 

 

ネクストエンジン連携ができる外部サービス例

ネクストエンジンAPIでは、さまざまなモールやカートと連携することが可能です。おすすめの連携先を3つご紹介します。

 

Amazon

ネクストエンジンは自動的なデータ更新だけではなく、注文情報の自動取込やAmazonの在庫管理も行えます。ネクストエンジンにおいて出荷が完了し、送り状の番号が入力されていれば、自動的にAmazon管理画面側の注文情報が更新されます。

 

また、楽天やYahoo!ショッピングなど、その他のモールの商品情報を使用してAmazonへ一括で商品登録をすることが可能です。商品登録が一括で行えるので、Amazonの管理画面で商品をひとつずつ登録する手間を省き、効率的に商品登録作業が行えます。

 

楽天

ネクストエンジンは、楽天市場の受注・在庫のAPIに対応しています。受注情報の自動取込、送り状伝票番号の自動反映、在庫の自動連携が可能です。また、楽天にはRMS(Rakuten Merchant Server)という店舗管理システムがあります。ネクストエンジンと連携することで、複数の店舗をまたいだ注文のステータス管理や売上状況の分析表示など受注・在庫の管理をさらに効率化することが可能です。

 

shopify

shopifyは誰でも簡単にECサイトを作ることができる世界最大のECプラットフォームです。API連携することによって、shopifyに注文が入ったら自動的にネクストエンジンに受注伝票が作成されます。また、ネクストエンジンの在庫数をshopifyに自動反映する「受注情報の自動取込み」、送り状番号の発送方法をshopifyに反映する「出荷通知番号の自動反映」の機能も便利です。

ネクストエンジン×shopifyの連携方法やメリットとは?

 

 

まとめ

ネクストエンジンのAPI連携を使いこなし、受注一元化の課題がクリアされることを目指しましょう。しかしながら、顧客満足度を高める為には受注管理だけでなく、商品をスムーズに顧客へ届ける事ができて初めて実現可能となります。

 

そのためには物流・配送面の問題もクリアしておかなければなりません。物流面を疎かにしてしまうと、、誤出荷によるトラブルや欠品といった経営リスクに繋がります。

 

(参考記事)

誤出荷への対策とは?その原因を知りミスを減らそう!|在庫管理大学|在庫管理ソフト「ロジクラ」 (logikura.jp)

 

欠品を防止することで通販売上アップ、業務効率化へ|在庫管理大学|在庫管理ソフト「ロジクラ」 (logikura.jp)

 

安全在庫とは?安全係数や欠品許容率を含めた計算方法までご紹介!|在庫管理大学|在庫管理ソフト「ロジクラ」 (logikura.jp)

 

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