Shopifyと連携可能な配送代行​×物流システムおすすめ7選!選び方も紹介

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Shopifyとは、世界No.1のシェアを誇るECプラットフォームです。カスタマイズ性の高さが特徴として挙げられます。その中でも効率化や売上げの向上が期待できるのが、配送代行との連携です。

 

とはいえ「導入して赤字にならないものか」「サービスがたくさんあり過ぎて悩んでしまう」と悩んでしまうEC事業者もいるでしょう。当記事ではShopifyの物流・配送業務を解説したうえで、サービスを選ぶポイント、配送代行業者を紹介します。ぜひ参考に選んでみてください。

 

Shopifyにおける物流・配送業務とは

まずはShopifyでEC事業をするうえでの物流・配送業務を確認していきましょう。

 

送料の設定

初めてのECサイト運営であれば、意外と戸惑うのが送料設定です。Shopifyでは、国内配送一律1,000円に初期設定されています。商品によっては一般的な送料より高額なため、実際の配送料との兼ね合いを考慮しながら、再設定する必要があります。

 

  • 配送エリアに基づく設定
  • 商品の重量に基づく設定
  • 送料無料設定
  • 一定額以上購入で送料無料

 

実際の配送料もシンプルな一律料金であれば、比較的作業が容易になるでしょう。

 

在庫管理

EC事業を運営するために在庫管理は必須です。ささげ業務を通じた商品をPRできる商品マスタの登録、欠品や在庫差異を発生させないスピーディーな在庫情報の反映などが挙げられます。Shopifyでの在庫管理には、2種類の方法があります。

  • Shopify上の管理画面で在庫を管理する方法
  • 外部サービスと連携して在庫管理する方法

発送元が1ヶ所の場合や小規模のEC事業者は、Shopify上の管理画面でも十分対応可能です。

 

しかし、商品数が多い場合や発送元が複数のときには、人為的なミスが起きることがあります。外部サービスと連携することで管理の手間やミスを防ぐことができるでしょう。外部サービスの種類も豊富なので、複数企業の中から規模や要望に応じたサービスを選べます。

 

受注管理

顧客の注文に対し、以下のような細かい煩雑な業務が発生します。

 

  • 商品の出荷指示
  • 顧客へのメール対応
  • ギフトや同梱物の個別対応

 

ミスが発生しやすく、大事な顧客接点にも影響するため慎重に行う必要があります。API連携で受注管理システムを活用すると便利です。

配送業者の手配

出荷に対して配送業者の手配を行います。具体的には集荷の指示や送り状の作成です。こちらもアプリを通して作業を簡易化できます。

 

以下の記事で詳しく解説しています。

【初心者向け】Shopifyの配送業務を解説!特徴や設定手順、おすすめアプリ6選

 

越境ECへの対応

Shopifyは多言語、他通貨の対応する越境ECができることが強みです。グローバルな展開を狙うのであれば、以下のような対応が必要になります。

  • 海外向けの送り状の発行
  • インボイスの作成
  • 配送料の計算

海外発送には以下の世界3大配送会社を利用します。

  • FedEx
  • DHL
  • UPS

アプリの活用で作業のハードルは低くなりますが、それでも抵抗があれば、海外進出を諦める前に委託を考えるのもおすすめです。

 

越境ECについては以下の記事で詳しく解説しています。

「越境ecでshopifyがおすすめな理由とは?【物流のプロが語る】

 

 

Shopifyで配送代行と連携するメリット

メリット・デメリット

次にShopifyで配送代行を検討するにあたりメリットを​チェックしましょう。以下の通りです。

  • 物流業務分の負担軽減
  • コスト削減
  • 物流品質の安定

物流業務分の負担軽減

配送業務は販売数が増えれば増えるほど、負担が増します。つまりショップを立ち上げた当初よりも、業務が軌道に乗って売り上げが伸びた頃の方が配送に関する負荷がかかり、人的リソースが必要になるのです。

 

「販売促進や商品開発に力を入れたいのに、物流や配送業務が忙しくて手が回らない」という状況でも、Shopifyで連携できる配送代行や物流サービスを利用することで物流窓口の一元化ができるメリットがあります。

 

コスト削減

コストについてもShopifyと連携している配送代行を、専門の物流業者に依頼したほうが良い場合があります。特に物流業務のノウハウがあまりなく、ミスや無駄が多いのであれば、コスト削減のメリットは大きいでしょう。

 

物流業務を内製化したいケースであっても、連携できる在庫管理システムや受注管理システムの導入で、効率化に伴うコスト削減を図れます。

 

物流品質の安定

 

物流品質の安定も可能です。配送代行や物流サービスを利用すると商品管理や在庫管理、配送の品質が安定し、欠品も起こりにくくなります。

 

さらに質の高い梱包と迅速な配送は、顧客満足度を向上させることができます。

 

Shopifyの配送で配送代行と連携するデメリット​​

配送代行とShopify連携にはデメリットもあります。

  • 利用料がかかる
  • 商品の状態を確認できない

利用料がかかる

 

現状の物流コストと比べた際に、利用料の方が高くなる場合もあります。人件費や梱包資材のコスト、ミスによる人的損失なども考えてトータルでコストを計算し比較しましょう。

 

現状の物流コスト把握は以下の記事を参考にご覧ください。

「 物流コストとは?内訳や推移・高騰に対応する削減方法まで完全解説」

商品の状態を確認できない

 

配送代行を利用した場合、商品管理や配送の品質は業者に依存することになります。自社の商品を託せるのか、信頼できるサービスであるのかどうかの見極めが大切です。

 

 

Shopifyと連携可能な配送代行の選び方​​

選び方

Shopify連携できる配送代行が数多く存在します。

ここでは、連携可能な配送代行の選び方のポイントについてご紹介します。

 

 

システム連携はAPI対応できるか

配送代行サービスの選び方1つ目は、API連携に対応しているかどうかです。APIとは、アプリケーションの機能を共有できる仕組みのことをいいます。

 

別のオンラインショップを運営していた場合、APIに対応していればCSVデータを取り込む手間とリスクが省けるため、スムーズにデータを移行することができます。また、現在使用している在庫管理のデータをShopifyと連携する場合も、API対応しているとデータの移行が簡単です。

 

受注〜出荷方法で柔軟に対応できるか

配送代行サービスの選び方2つ目は、受注から出荷まで柔軟に対応してくれる業者の選定です。作業を自動化すると、細かな注文や配慮ができないこともあります。

 

たとえばギフト対応や指定同梱物の指示が挙げられます。現場レベルの臨機応変な工夫で対応してきたことなども、社内で洗い出しましょう。サービスレベルが落ちることのないよう、配送代行サービスがどこまで対応可能なのか、しっかり確認しなければなりません。

 

料金体系や導入費用が明確か

配送代行サービスの選び方3つ目は、料金体系や導入費用など、そこに含まれている項目も含めて明確になっている業者の選定です。初期費用や月額がかかるサービスなど、各社様々な料金体系を採用しています。

 

特に配送料に目を取られがちですが、入出荷作業料や資材費が含まれているかによっても金額が変わります。比較する際には、同じ基準で「1出荷あたりにかかる金額」を目安にしましょう。

 

小ロットや1点からの代行も可能か

配送代行サービスの選び方4つ目は、小ロットや1点から配送代行の依頼が可能かどうかです。少量のアウトソーシングをしたい場合、以下の条件は適していません。

 

  • 最低保管坪数が決まっている
  • 高額な月額固定費がかかる

 

荷量に合わせた従量課金を採用しているサービスをチェックしてみましょう。

 

海外発送はできるか

越境ECを予定しているのであれば、海外発送ができる配送代行サービスであるかも確認しなければなりません。

 

海外対応の配送代行サービスは多くありません。その分、付加価値として、基本的に少し高めの料金設定の場合もあります。

 

1日に出荷できる件数の上限

出荷件数の上限記載もチェックしましょう。BtoBがメインの倉庫や立ち上げ初期の配送代行サービスは、物流の急な大きな波動に対応できないケースがあります。

 

BtoCやD2Cを得意としている配送代行業者には、その心配が少ないため安心して任せられるでしょう。

 

Shopifyとの連携がおすすめの配送代行×物流システム7選

Shopifyの配送代行は、物流システムとAPI連携することで自動出荷指示が可能になります。物流システム会社はパートナー倉庫・配送業者と委託し、自動化の流れを構築しているのです。ここではShopifyと連携可能な物流システム、および配送代行を厳選して紹介します。

 

1.ロジクラ

Shopify追跡番号を登録

スマホをスキャナー代わりに活用できる在庫管理システム「ロジクラ」は、受注代行・ギフト対応・冷凍冷蔵・同梱物対応など条件に合わせたパートナー倉庫を紹介し、配送代行を行っています。

 

中でも24時間365日稼働のEC事業者向け配送代行サービス「XTORM」は最先端ロボット設備のため、最短で当日午前納品が可能です。佐川グローバルロジティクスとの共同サービスで、配送品質も安心。「XTORM」はサイト上に料金のシミュレーターがあるので、問い合わせをせずに大まかな見積もりが可能です。

 

「XTORM」

  • 入出荷作業料・システム手数料・配送料込み 1出荷あたり660円〜(3辺合計60サイズ、関東から関東まで配送の目安)
  • 保管料金0.1〜4円/個
  • Shopifyとロジクラの連携 9,000~40,000円/月

 

「ロジクラ」が使える倉庫に発送作業をマルっとお任せ|物流代行サービス

 

EC向けフルフィルメント「XTORM(エクストーム)」

 

2.mimosa(ミモザ)×クラチョク

複数ブランド管理特化の在庫管理システム「mimosa」は、D2C特化の支援サービス「クラチョク」と連携し、配送代行を提供しています。「クラチョク」は集客やサービス設計も含めたコンサル事業も行っており、トータルなサポートも可能です。「mimosa」は操作画面が直感型でわかりやすく設計されているので、ショップ開設初心者におすすめです。

 

  • D2Cコンサル 65,000〜300,000円/月
  • 配送料 380〜1,380円
  • 入庫料 30円/ピース
  • 保管料 30円/ピースまたは3,000円/パレット(月額)
  • 管理費・システム利用料 30,000円

 

W3 mimosa(ミモザ)-クラウド型倉庫在庫管理システム(WMS)

物流を次の時代へ、新しく。D2C特化型フルフィルメントサービス

 

3.LOGILESS(ロジレス)

ロジレス

受発注管理システムの「LOGILESS」はSBロジスティクス、富士ロジスティクス、楽天スーパーロジスティクスなどと連携し、配送代行を提供しています。Shopifyの他にも多くのモールやショッピングカートに出店しており、在庫を一元管理することができます。料金は月額のシステム料金プラス従量課金制です。

 

SBロジスティクス

  • 保管料 0.2円/1000m3(1〜20日目)※21日目以降は0.3円
  • ピッキング料 38円/ピース
  • 出荷作業量・梱包資材費・配送費 287円〜2,697円/1個※100サイズまで一律料金・120サイズから方面別料金

 

フルフィルメントサービス|SBロジスティクス

 

ロジレス

  • 基本料金 20,000円/月
  • 2円〜20円/出荷1件

 

株式会社ロジレス (logiless.co.jp)

 

4.Anylogi(エニーロジ)

 

受注、出荷、配送までの自動化が可能な物流管理プラットフォーム「Anylogi」もパートナー倉庫との連携で配送代行を行っています。初期費用・固定費がかからず、完全従量課金制で、運営店舗数や商品点数による追加費用がかかりません

 

ブランド戦略に合わせた梱包資材を使用した発送、カードやチラシなどの同梱も対応できます。越境EC対応の倉庫とも連携。

 

  • 入庫料 15円/個
  • 出庫料(配送料・資材費・梱包費を含む)370〜1,300円/個
  • 保管料 7,600円/坪

 

AnyLogi(エニーロジ) | D2Cビジネスを支える物流管理プラットフォーム

 

5.​​SHIPPINNO(シッピーノ)

シッピーノ

受注管理システム「SHIPPINNO(シッピーノ)」を通し、連携倉庫からの出荷業務を完全自動化する配送代行です。電話、メール、チャットなど手厚いサポートをモットーにしています。​​越境EC対応の倉庫とも連携。

 

  • 配送料 330〜1,200円
  • 保管料 3,300円/坪(3期制)
  • 入庫料 10円/ピース
  • 倉庫管理システム費用・業務管理費 30,000円/月
  • ShopifyとSHIPPINNOの連携 9,800円〜/月
  • 自動出荷の合計件数による従量課金 0〜30円/個
  • SKU数の合計による従量課金 0〜20,000円/月

 

ECの出荷・受注業務を自動化|シッピーノ (shippinno.net)

 

6.AFS (ARTTRADING Fulfuillment Service)

同社のサービス、在庫管理システム「mylogi(マイロジ)」との併用で自動出荷が可能な配送代行です。「mylogi」は自社ECに合わせて機能を拡張できる点が特徴として挙げられます。配送代行だけでなく、受注代行から委託できるEC専業15年以上の実績がある会社です。

 

  • 初期費用 15万円〜
  • 月額費用 30万円〜/月
  • 配送料 メール便 270円 箱出荷便350円
  • 保管料 6,000円/坪

 

想いを引き継ぐ、伴走型フルフィルメント|ARTTRADING

 

7.OPENLOGI(オープンロジ)

商品1個から利用できる配送代行です。50拠点以上の倉庫事業者と連携。DX化された倉庫も利用し、誤出荷率0.002%以下を実現しています。越境ECと危険品の取扱いが可能なことも「OPENLOGI」の特徴です。

 

  • 初期費用・固定費 無料
  • 入庫料・保管料・配送料 従量課金
  • 詳細は問い合わせ

 

日々の物流業務をもっと効率的に。物流アウトソーシング OPENLOGI オープンロジ

 

Shopifyの配送代行を選定するには目的を明確にしよう!

配送代行

Shopifyの配送代行は多くの選択肢があり、特徴もさまざまです。まずは現状の出荷にいくらかかっているのか、人件費や施設費なども含めて算出しておきましょう。そして目的が実現できる配送代行業者をいくつか選定し、見積もりのうえミーティングや現地調査を重ね、慎重に決定してください。

 

代行サービスのロジクラでは、ShopifyとのAPI連携はもちろんのこと、ロジクラを導入した倉庫で入出荷するだけでShopifyの在庫が自動で足し引きされます。iPhoneでの操作が可能なので、専用機器などを購入する必要もありません。オンラインでロジクラとShopifyの連携機能についての相談も可能です。

 

在庫管理の負担を減らし、受注から配送までをスムーズに自動化できる物流サービスをぜひ検討してみてください。

 

 

 

Shopify連携資料

ロジクラとShopify連携概要をまとめた資料です。特徴やAPI連携フロー、導入事例などを掲載しています。

カートシステム「Shopify」とロジクラの連携概要をまとめています。なお、Shopify連携を導入前にお試しすることも可能です。14日間のトライアルも是非ともご利用ください。