
EC担当者必見!導入必須の在庫連動システム5選!
自社ECショップを運営しつつ、楽天市場やAmazonなどのショッピングモールでも店舗を展開する場合、在庫の動きを正しくタイムリーに管理するためには、在庫連動システムの導入が必須と言えます。
今回は、システムを使うメリットと導入前に確認しておくべきポイントを解説しつつ、今おすすめできる在庫連動システムを5つご紹介します。EC運営担当者の皆さん、必読です。
目次
複数店舗出店には必須!?在庫連動システム導入のメリット
在庫連動システムは、複数のネットショップの在庫を一元管理できるシステムのことを言います。オンライン販売する展開店舗数が増えれば増えるほど煩雑化する在庫管理に伴う作業を、手動で行うには限界があります。
まずは、在庫連動システムを導入するメリットを押さえておきましょう。
脱ヒューマンエラー
手動の作業によるリスクの一つに、ヒューマンエラーが起きやすい点があげられるでしょう。どれだけ注意をしていても人間の作業である以上、「うっかり」による計算ミスや入力ミスを全くなくすことは不可能です。
在庫管理の不備で、顧客に迷惑をかけることは絶対避けなければなりません。
在庫連動システムを使うことで在庫管理が自動化されるため、ヒューマンエラーによるミスをなくし処理スピードを向上させることができます。
もう2度と販売機会を逃さない!
全在庫数12点の商品を、自社EC向けに「5点」、Amazonに「3点」、楽天市場に「4点」と在庫を振り分けて販売していたとします。Amazonで3点以上の注文があったとしたらどうでしょうか。3点の在庫しか確保していないため、それ以上の注文は売り逃しとなり、非常にもったいない状況となることがお分かりいただけるかと思います。
一方、在庫連動システムなら、このような欠品によるチャンスロスを防ぐことができます。
なぜなら、複数店舗での在庫状況を一元化するということは、全在庫数から注文が入るたびに在庫数を減らしていくことであり、実際の在庫数に従って販売することが可能になるからです。「何点在庫を持つ店舗か?」を気にすることなく、売れる店舗で効率的に販売する状況を実現できます。
売り越しリスクの解消
実際の在庫数に応じて販売することができるメリットは、売り越しリスクの解消にもつながります。全12点の在庫を持つ商品を3店舗で販売。各店舗10点ずつ在庫を持つ設定にした場合、設定在庫数までの注文は受付可能ですが、実際には注文数の在庫はないと言った状況を生み出します。実在庫以上は結局売り越しになりますよね。このような悩ましい状況を生じさせないのが、実在庫に応じた販売スタイル、在庫連動システムによる在庫一元管理です。店舗間の在庫数をこまめに気を配る必要性がない安心感こそが、システム導入でのメリットの一つと言えるでしょう。
複数店舗展開も怖くない!
このように、在庫連動システムは、手動では限界がある複数店舗運営を可能にしてくれる非常に優秀なシステムです。在庫連動システム導入によって正確性・スピード感・現場の作業時間の削減を叶え、複数店舗展開・販路拡大を実現してくれるのです。
在庫連動システム導入前の3つの注意ポイント
次に、在庫連動システムを導入する前に確認しておくべき3つのポイントについて解説していきます。
1.商品マスタは統一されていますか?
在庫連動システムと商品は、商品マスタによって紐づけられ、在庫連動できるようになります。したがって、商品マスタは統一されている必要があります。
商品マスタは統一されていますか?商品管理番号や商品コードが整備されていない場合は、システム導入前に自社内で商品マスタを統一する作業が発生します。
2.子番号は振られていますか?(楽天市場)
楽天市場の商品マスタは親番号と子番号で形成されていますが、親番号だけで出品することができてしまいます。楽天市場に出店している場合、在庫連動システムを導入するには子番号が振られている必要があります。子番号がないと在庫連動ができないので、子番号を振りましょう。
3.EC間での商品点数は偏っていませんか?
ECモールに複数店舗で展開する場合、売上などに応じて主力店舗、その他の店舗ができる場合も。主力店舗以外では、売れ筋商品のみ取り扱いと商品数やバリエーションを絞るケースが考えられます。しかし、できるだけ、店舗間での商品点数の偏りを作らず、同数にて商品登録しての出品をおすすめします。
なぜなら在庫連動システム導入のメリットとして、同時販売による売り越しがないからです。
なお、売り逃しやネットショップ間での商品登録数が気にならない場合は、この点は確認不要です。
おすすめ在庫連動システム5選
在庫管理ができる在庫連動システムを、5つご紹介します。
ネクストエンジン
業界最大級の在庫連動システムと言えば「ネクストエンジン」です。
2020年7月末時点では31,771店舗以上の店舗に導入され、9割以上が継続利用の意向とのこと。提供するHamee株式会社は、自社ECサイトを運営しており、現場が開発しているシステムだからこその操作性や業務の効率化ができる機能には定評があります。
30日間の無料体験あり、初期費用0円・月額10,000円〜と、トライアルのハードルが低い点も魅力的でしょう。店舗数や商品数は関係なく、注文件数に応じた従量課金制ですので、店舗の成長に合わせて中長期的に利用できるのも良心的です。楽天市場・Yahoo!ショッピング・Amazonといったビッグモールをはじめ、多数のモール・カートと標準連携しています。ネクストエンジンアプリを追加することでヤフオク・eBay等とも連携可能です。
CROSS MALL(クロスモール)
複数のネットショップ運営で発生する業務を一元管理し、業務を効率化・自動化して、より最適な店舗運営を可能にするCROSS MALL(クロスモール)。
各店舗から入る注文、連動して変わる在庫数、発注・仕入に至るまでを一元管理し、さらに商品ページも複数サイトに一括登録できます。ZOZOTOWN、SHOPLIST等アパレル系モールとの連携に強いシステムとなります。
料金も初期費用0円、月額5,000円〜と、スモールスタートから始めやすくなっています。導入時は専属の担当者がサポート。利用開始後も専任のサポート担当がOne to Oneで運営をサポートしてくれます。
まとまる店長
まとまる店長は、株式会社ブランジスタが提供している在庫連動システムです。月額固定費のみのシンプルな料金体系で、3,000商品の場合は9,800円(税抜)となります。売上が増加しても追加費用がかかってきません。コストの見通しが立てやすい上、お申し込み初月は無料なので、トライアルしやすいと言えます。
対応モール・カートは約10種類。楽天市場・Yahoo!ショッピング・Amazonといったビッグモールは網羅しています。
TEMPOSTAR(テンポスター)
ネットショップ一元管理システムTEMPOSTAR( テンポスター)は、NHN SAVAWAYが提供するサービス。多店舗ECの在庫管理をはじめ、受注・商品管理など多様な運用にジャストフィットするEC管理システムです。TEMPOSTARならではの特長は、カスタマイズができる点です。自社の運用に合わせて個別オーダーが可能になっています(別料金)。
初期費用は不要。料金体系は、商品登録数による課金(月額固定)と受注数による課金(従量プラン or 定額プランから選択)の2パターン用意されています。公式サイトには、料金シミュレーションが用意されているので、自社の場合でお試しください。なお、主要なモール・カートに対応しています。
助ネコ
助ネコ(すけねこ)は、楽天市場・Yahoo!ショッピング・Amazon他、複数のネットショップと実店舗をまとめて管理、自動処理できるクラウド型在庫連動システムです。サポート満足度が96%以上。高評価を得ている理由は、その使いやすさにあります。高機能なのに感覚的に操作出来る使い勝手の良さで、初めて受注処理に携わる方でも楽々使いこなす事ができるのです。
料金設定は、初期費用30,000円、月額15,000円の固定料金です(在庫管理の単体契約の場合)。在庫連動や商品登録と同時に契約する場合は月額5,000円となります。ネコの手も借りたいEC担当者を助けてくれるツールとなるでしょう。
助ネコ(すけねこ)
在庫管理システムと連携すればさらに効率化!
小売・EC向け在庫管理ソフトウェア「ロジクラ」と人気の在庫連動システム「ネクストエンジン」「CROSS MALL」の連携によって、ネクストエンジン、CROSS MALLの在庫を、スマホアプリで操作できるようになりました。データを連携・自動化できることで、各作業の効率化ができる上に、管理の精度が上がります。例えば、
・「入荷」は、スマホのロジクラアプリで入荷して、ネクストエンジン/CROSS MALLに自動で在庫連携
・「受注」は、ネクストエンジン/CROSS MALLで受注して、ロジクラに受注取込、出荷指示
・「出荷」は、スマホのロジクラアプリで出荷して、ネクストエンジン/CROSS MALLに追跡番号を自動連携
詳しいサービスの説明や活用事例、資料ダウンロード以下のページをご確認ください。

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