
中小小売事業者がマイクロフルフィルメントを構築していくための3つのポイント!
「注文した商品が、数時間で自宅に届く」という、未来の物流がもうそこまでやってきている。
みなさんこんにちは。株式会社ロジクラの長浜です。
最近ウォルマートやスタートアップならInstacartなど、EC配送を高速化する手段としてますます人気が高まってきているマイクロフルフィルメントですが、今回は中小の小売企業がマイクロフルフィルメントを構築していく場合においての、重要だと思われる3つのポイントを解説いたします。
目次
マイクロフルフィルメントとは?
そもそもマイクロフルフィルメントとは何でしょうか?
ECで顧客から注文された商品をより早く届ける為に、従来型の大きな物流センターではなく既存の店舗や、営業所など顧客の近くにある小さな規模の倉庫から配送する仕組み。このような小規模の倉庫のネットワークを総称してマイクロフルフィルメントと呼びます。
アメリカのグロサリーストアや中国のネットスーパーなど、配送センターのマイクロ化に適応し、ロボティクスによってネットワークを構築するというような動きがトレンドとなっていますが、日本はアパレルや雑貨ショップなどでも細かな店舗網を既に構築しており、オペレーションを変更することでマイクロフルフィルメントに対応したEC配送を構築できる可能性を秘めているのではないでしょうか。
国内においての、マイクロフルフィルメント構築の重要性を記載してみます。



ちょっとポジショントークっぽいですが、の3つめの重要なポイントはSaaSを導入しようということです。笑
在庫を置く拠点の戦略は、市場の変化に合わせて変わってきます。実際に3.11の東日本大震災の時には在庫保管の拠点を分散化しようとする流れが世の中的にも主流の考え方になってきておりましたが、その後数年間で倉庫の効率性を図るために1箇所の拠点に在庫を集約して業務を効率化するフルフィルメントサービスの勃興など、市場の変化に合わせて物流や在庫保管の戦略も変わってきました。
現在はアメリカのウォルマートや中国のネットスーパーなどの影響もあり、マイクロフルフィルメントの考えも浸透してきており今後数年間で変化が起きてくるかと思いますが、10年20年という長期スパンで見た時に在庫の戦略も変化してくるはずなので、大規模システム開発をするよりも、まずは小さく初めてSaaSを導入し、マイクロフルフィルメントを構築して欲しいと思っています!
当社は「ロジクラ」というマイクロフルフィルメント時代の複数拠点/複数チャネルの在庫の全体最適化に対応できるソリューションを提供しています。出荷指示コントローラー(OMS)のネクストエンジンなどとも連携しており、複数拠点の在庫も管理できたり、在庫を合算したり、輸送中の在庫は省いたりできる機能などを提供しており、まずは小さくマイクロフルフィルメントを始めるということができるかと思います。
(2020.9.16 追記)
【2020.9.16ウェビナー】小売企業がマイクロフルフィルメントを構築していくための3つのポイント!というタイトルにて、ウェビナーを開催しました。
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