ライブコマースの始め方徹底解説!【保存版】​

リアルタイムで買い物が楽しめるライブコマースが注目されています。ここではライブコマースのメリット・デメリット、始め方、課題などをご紹介します。ライブコマースに関心がある方や担当者の方は是非参考にしてください。

 

本記事を読めば、自社でライブコマースを実施判断や、具体的な始め方を理解できるようになるでしょう。

 

 

 

ライブコマースとは?

ライブコマースとはその名の通り、「ライブ」で「コマース(ネットショッピング)」する意味です。。ライブ配信を見ながらオンラインでネットショッピングができる販売形態であり、視聴者はリアルタイムで販売者に質問やコメントを投げかけることができます。ここではライブコマースが広まりつつある背景や活用のメリット・デメリットについてご紹介します。

 

広まる背景

ライブコマースはもともと中国で普及しており、その市場規模の大きさから日本でも注目され始めています。。国内では2017年頃から広がり始め、認知度が高い年代である10代は40%ほどの人がライブコマースを知っているといわれています。。近年では日本でも大手企業が参入するなど新たな市場として注目されています。

活用のメリット

近年は新型コロナウイルスの影響も大きく、、オンラインショッピングの需要が拡大しています。オフライン接客だと1対1で接客しなくてはなりませんが、ライブコマースの場合は1対多数なので、一度に多くのユーザーに対応することが可能です。また、「買い物したいけど、質問できない」という今までオンラインショッピングに安心感を持てなかった消費者の不安を拭うことが可能になり、新たな客層として取り込むことができます。

活用のデメリット

ライブコマースの集客が増えれば大きな売り上げが見込めるでしょう。しかし、販売者と購入者がリアルタイムで繋がるため、集客が多すぎると動画が止まってしまうなどのアクシデントが起こることが予想されますので、入念な準備が必要となります。

 

また、セールや季節のイベントなどで集客が増えると注文が一気に増え、出荷遅れや欠品などのリスクも起きえます。動画が途中で止まる事や、商品を適切に届けられない事が原因で顧客に不満が生じて不信感につながり、クレームに発展することもあるので注意が必要です。

 

これらは、ブランドや企業の信頼に大きなダメージとなる可能性も高くなっています。

 

 

ライブコマースの始め方ガイド【保存版】

ライブコマースを始めてみたいという方や担当者のために、導入方法や始め方について解説します。

 

ライブコマースを始める目的をしっかりと考える

ライブコマースを導入する前に、始める目的をはっきりさせることが大切です。ライブコマースを行う目的、何をもって成功とするのか、デメリットが起こらない根拠があるかなどを考えてから導入しましょう。

 

「売れ筋商品の注目度を上げる」「サイトの流入を増やす」「1、2アイテム追加で買ってもらう」など現実的な目標を立て、配信しながら目標をステップアップさせていくと良いでしょう。

導入の下準備を行う

ライブコマースはさまざまなツールで行うことができるので、目的や予算に合ったものを選ばなくてはなりません。ここでは配信ツールや配信場所の決定方法についてご紹介します。

配信ツールの決定

配信ツールにはさまざまな種類があります。すぐにライブ配信を始められるInstagramのインスタライブやYouTubeのライブ配信は集客しやすいというメリットがありますが、画面のカスタマイズや自社サイトへの誘導がしにくいなどのデメリットがあります。

自社サイトや自社アプリでのライブコマースは、オリジナリティがある、カスタマイズがしやすいなどのメリットがありますが、集客が見込めないなどのデメリットがあります。メリット・デメリットを見極めるためにも、各ツールで他社のライブコマースを自身がユーザーとして見比べ、目的に合ったツールを選ぶ形が望ましいでしょう。

配信場所の決定

配信ツールが決まったら、配信場所を決定します。店舗やオフィスから配信するケースが多いかもしれませんが、光量が足りない、映り込む背景がごちゃごちゃしている場合は商品が美しく見えません。商品が美しく見えることを第一に考えた準備が必要です。

 

ライブコマースの配信内容を設計する

ライブコマースのツールや配信場所が決まったら、商品の魅力を伝えるための具体内容を設計していきます。ここでは配信内容を決めるときのコツについてご紹介します。

 

紹介する商品と内容を設計する

ライブコマースの配信時間の目安は30分~2時間程度です。決められた時間内にどの商品をどのくらいの時間をかけて紹介するのか設計しましょう。一般的にアパレルなどは説明が短めで、1時間で10~15点ほどの商品を紹介できます。食品やコスメなど詳細な説明が必要な商品は、1時間あたり6~12点ほどを目安にしましょう。

 

アサインする出演者を決める

ライブ配信で商品を紹介する出演者を決定します。商品の魅力がよく分かる自社の社員、商品の広告やCMに出演しているタレント、影響力のあるインフルエンサーなどパターンはさまざまです。また、出演人数も考える必要があります。

 

1人で商品説明を行う、司会1名と商品を見せるモデルを数名用意するなどのパターンがあります。質問時に備え、商品知識が豊富な人をキャスティングすると配信クオリティが安定するでしょう。

 

配信後はデータ分析にて効果検証を行う

ライブコマースが終了したら、データ分析を必ず行いましょう。データ分析することで、視聴者数の変化やコメントや質問の内容、集客効果、成約数などがたくさん取得できます。ライブコマースが視聴者数や集客数につながらない場合でも、反省点や次回のライブコマースに活かせる課題を発見して、次回に向けての改善策を考える事が必要です。。ライブコマースを分析することは、今後の商品開発やPRの仕方の参考にもなり、販売促進の貴重なデータになります。

 

 

 

ライブコマース導入の際は、出口となる「物流」面まで考慮する事が大切

ライブコマースを何度か繰り返し、集客数や成約数が高まると新たな課題が見えます。注文数増加に対して、スムーズに入荷から出荷までを終えるということです。買い物しているというライブ感を実感しやすいライブコマースほど、スピードが求められます。ライブコマース終了後、スムーズに商品が届けば買い物した満足感や高揚感は持続しているので、良い印象へつながるでしょう。

 

しかし、商品がなかなか届かないとライブ感が実感しづらいのが難点です。商品到着まで時間が掛かるとクレームにつながったり、「やっぱり要らなかったかも」という後悔につながったりする恐れがあります。ライブコマースを始める時は同時に物流面も整備を行い、注文増加に耐えうる、入荷、在庫管理、出荷体制を強化しておくことは必至です。

 

インターネット上の声

実際、twitterなどのSNSには以下のようなコメントが寄せられています。商品を待ちわびるワクワクも遅すぎるとイライラに変わってしまうでしょう。注文から商品到着までのスピーディーさは顧客満足度向上のためにも必要不可欠です。

 

商品の到着が遅すぎると、顧客に不安感を感じさせるだけではなく、次回の注文につながりません。ライブコマースを導入しても、顧客満足度が下がってしまえば本末転倒です。ライブコマースを導入するなら、出荷体制の強化は必須といえるでしょう。

 

例えば、Twitter上では以下のようなライブコマース配送に対するユーザー声もあるようです。

 

発送から二週間経ってもライブコマースの物販届かないから、問い合わせた方がええんかな

引用:twitter

 

ていうかまず私3/31に頼んだライブコマースのカラコン届いてないんすよ〜

出荷済みなし2~4日で届くって書いてあるのにもう11日経ちました((((

引用:twitter

 

ライブコマース勢でりんパニトートの人は届くの遅いのかな(´;ω;`)

まだ届いてない人居ますか(´;ω;`)??

引用:twitter

 

【ライブコマースの不満調査】

・中国の直播電商(ライブコマース)

・2019年市場規模、6.5兆円

・2020年予想、14.5兆円 2倍以上

・2020年のユーザー調査iiMedia

・発送が遅い 32.3%

・KOLの誇大表現 30.8%

・実物商品の品質劣悪 22.6%

・売り手の発送ミス 18.4%

・販売後の態度劣悪 14.2%

引用:twitter

 

 

まとめ

注目度の高いライブコマースについてご紹介しました。ライブコマースは1度の配信で多くの集客が見込め、買い物しているというリアル感が顧客に満足度を与えます。売り上げ向上のためにも、ライブコマースのツール導入だけでなく、適切な在庫管理システムや物流代行の検討が必要です。

 

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