CSVファイルとは？文字化け、0落ち、数値の省略への対応法！
在庫管理システム（WMS）や受注管理システム（OMS）、モール・カート管理画面では欠かせない、CSVファイル。
文字化け、0落ち、数値の省略など、お問い合わせを多くいただいているCSVに関するよくある質問と解決策をまとめました。データ登録時に参考にしてみてください！
目次
CSVファイルとは
Comma Separated Valueの略で、カンマで区切られた値のファイルになります。メモ帳でCSVファイルを開くと、各値がカンマで区切られて表示されますが、これでは何がなんだかわかりづらい…。
ですので、一般的にExcelやAccessなどの表計算ソフトを利用してCSVファイルを開くケースが多いかと思います。
CSVファイルの正しい開き方
CSVファイルの正しい開き方があるのをご存知ですか？ダウンロードしたCSVファイルのアイコンをダブルクリックするだけでは…？という方も多いと思います。もちろんそれでもCSVファイルを開くことができますが、CSVファイルがうまく表示されないなどのトラブルがあったときは試してみてください。CSVファイルを開く前に、表示形式を選択することで、正しい内容を確認することができます。
Excelを利用した正しいCSVの開き方をご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
「2.00E+11」こんなデータ登録していない！（指数表記）
バーコードなど桁数が多い数字のみのデータで起きる現象で「指数表記」と呼ばれています。Excel上ではそのままで問題ありませんが、そのままCSVデータとして保存すると、元の数値ではなく、誤った表示数値のまま保存されてしまいます。このままCSVインポートを行うと、誤ったデータを登録してしまうので、正しい表示形式に変更してから保存しましょう。
また、正しい表示形式で保存した後に再度Excelから開くと、再び簡略された指数表記で表示されます。データを直して保存したら、CSVファイルを開かないでそのままのCSVファイルをアップロードしましょう。
電話番号の先頭の”０”がなくなっている！（０落ち）
ダウンロードしたCSVファイルを開くと、お客様電話番号の先頭の”０”が消えていませんか？送り状発行に必要な情報なので、先頭の”０”は消えないでほしいですよね。この先頭の”０”が消えることは「０落ち」と呼ばれています。
なぜ「０落ち」するのかというと、CSVファイルをMicrosoft Excelで開くと「標準」という表示形式で表示されることで起こります。
解決策としては、セルの表示形式を「文字列」に設定してから、CSVファイルをExcelで開く。もしくはGoogleスプレッドシートを利用して開くと「０落ち」を防ぐことができます。
CSVファイルの日本語がよくわからない文字に変わっている…（文字化け）
きちんと日本語でデータ登録したのに、ダウンロードしたCSVファイルを開くと日本語だけ謎の言語に変わっていることがあります。この状態を通称「文字化け」と呼んでいます。
「文字化け」が起きる原因は、日本と欧米では文字コードのルールが異なることが関係しています。それ以外でも対応していない文字コードで作成されたCSVファイルは、正しく処理ができず、文字化けの状態になることがあります。
Googleスプレッドシートを利用してみたり、CSVを開くソフトを変えてみることで解消することができます。
Shopifyからエクスポートした受注情報の日本語が文字化けする！
ロジクラが連携しているShopify（カートシステム）では、受注情報をCSVファイルでエクスポートし、Excelで開くと日本語が文字化けして表示されます。
先述した文字化けの対処方法でも解決できますが、Shopifyのアプリを利用することで文字化けしないCSVファイルをダウンロードすることができます。
Shopify公式ガイドでも紹介されているアプリです。初回登録から30日間は無料、1回のダウンロード上限数は100件となっています。
Shopifyの受注データを日本向けにローカライズするアプリ【Japan Order CSV】
Googleスプレッドシートを活用しましょう！
Google社が提供する表計算ソフトはChromeなどのブラウザでファイルを表示することができます。文字化けや０落ちせずCSVファイルを表示することができます。またURLを公開することで、URLを送るだけで複数人とファイルを共有することができ、非常に便利です。
注意する点として、データをGoogle社が提供するクラウドへアップロードする方法になります。個人情報など重要なデータをアップロードする際には、社内のデータ規程などを関連部署へ確認しましょう。
Googe公式ガイド データセットとスプレッドシートを読み込む
編集したCSVをダウンロードする方法
- スプレッドシートで、[ファイル] ＞ [ダウンロード] をクリックします。
- ダウンロードするファイルの形式を[カンマ区切りの値（.csv ）] 選択します。
- CSVファイルがダウンロードされます。
CSVを使いこなしてデータインポートをスムーズに行いましょう！