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コラボ商品大ヒット、発送件数5倍も増員なしで対応。 Shopify受注データ連携 + 商品バーコード管理で、誤配送ゼロと工数削減を実現。

ミヨシ石鹸株式会社

EC事業部 課長 梶山 隆章 様 EC事業部 主任 湯川 もも子 様 EC事業部 戸梶 佐智恵 様

化粧品の研究開発および製造販売

以前は、月に1件誤配送が起こっていた

貴社ならびEC事業についてお教えください

当社、ミヨシ石鹸株式会社は人にも環境にも優しいせっけんを目指して、無添加石鹸を製造、販売しています。 

 

次世代に繋ぐ環境づくりも私たちの仕事と考えており、石鹸本体は持続可能なパーム油、製品パッケージはCO2削減や森林保全に配慮したものを使用しています。また東京本社工場ではソーラーパネルを682枚、営業車は電気自動車を使用しております。

 

なお、2019年から自社EC事業を開始しました。EC事業の成長に伴い、2021年4月には「EC事業部」として独立した事業部となり、現在は合計6名のスタッフがおります。

ロジクラ導入前はどのような課題がありましたか

大きく分けて3つの課題がありました。

1つめは、誤配送です。

以前は、平均して月に1度は誤配送がありました。具体的には、見た目が似ている商品や、サイズ違いの商品などを誤って発送してしまうケースです。商品をバーコード管理せずに、手入力で管理していたことがその原因でした。誤配送があったことをお客様からご連絡頂く際、ご迷惑をおかけし大変心苦しいと感じておりました。

 

2つめは、受注管理です。

以前はShopifyで受注した内容を商品管理用のExcelに手作業で反映させていました。この管理方法では手作業で情報を変更する工数がかかることに加えて、情報の正確性の面からも問題があると感じていました。

なお、当事業部では「配送のみを行うスタッフ」はいません。配送以外にも電話対応など複数の業務を担当しています。よって、配送や管理に工数が取られると、お客様対応できる時間が少なくなるため、改善が必要と考えていました。

 

3つめは、ピッキング工数増加です。

以前は、その日の発注数をExcelでまとめ直してから印刷し、オフィスに隣接する倉庫に行ってピッキングしていましたが、このピッキング作業に毎日2時間程度かかっており、業務を圧迫していました。

 

上記3点に加えて、EC事業が成長したことで、毎日の出荷件数も順調に増加していました。今後のさらなる効率化と、誤配送を防ぐために、現在のプロセスを切り替えるべきと判断を下しました。

Shopify連携とコストでロジクラに決めました

ロジクラを選択した理由を教えて下さい

まずは「Shopify連携」ができる在庫管理サービスを探しました。

 

そして、Shopify連携が可能なサービスを提供する会社さん数社から話を伺いましたが、「コスト的に安価」であることに加えて、「社用のiPhoneにアプリを入れ、バーコードスキャナーとして利用できる」点を評価してロジクラさんを選択しました。

本番導入直後、毎日ロジクラ担当者とチャットし迅速に問題解決

導入前のテストはどのように行いましたか

「2021年の4月1日から本番導入する」というスケジュールが先に決まっていたので、本番導入の1週間前からテストを実施しました。テストと言っても、本番導入と何ら変わることはなく、全ての業務をロジクラを利用して行いました。なお、テスト開始時には、ロジクラのご担当者さんより作業の手順をzoomで解説いただきました。


テスト後、EC業務部の全員が「ロジクラで業務ができそうだね」「使えそうだね」という印象を受けました。その後、予定通り4月1日から本番利用を開始しました。

本番導入後はスムーズに運用できましたか

導入当初は、ロジクラの操作について理解できていない点が多数ありました。例えば、Shopify連携で対応している部分と、対応していない部分についてや、棚卸し後のロジクラ在庫数をShopifyに反映させる方法などです。

 

何か問題が起こったり不明点があると、都度チャットでロジクラさんに問合せをして確認しました。特に最初の頃は毎日連絡していたと思います。ロジクラは、「困ったらすぐにチャットで質問でき、問題を解決できる」という安心感があります。

 

また、ロジクラのiPhoneアプリは使い方も分かりやすく、操作に苦労したことはありません。加えて、アプリ自体が定期的に更新され、新機能の追加や改善が続けられていることも好印象です。

コラボ製品のヒットで出荷件数が5倍となるが、誤配送はゼロ

ロジクラを利用して最もよかった点は何ですか

ロジクラ導入で、以下の変化がありました。

 

  • 商品管理
    • 以前はExcelで手動にて管理を行っていたが、ロジクラ導入により商品管理を自動化
  • 受注管理
    • 以前はShopifyの受注情報を手動でExcelにまとめていたが、ロジクラの自動連携機能を利用しExcel管理が不要に
  • ピッキング時間
    • 以前はExcelでピッキングリストを作成するなどトータルで2時間かかっていたが、ロジクラ導入後はピッキング時間が1時間15分に短縮 (45分削減)
      • ロジクラアプリで、当日のピッキングリストが確認可能に
      • 商品の保管場所管理(ロケーション管理)が行えるため、保管場所を確認して効率良いピッキングが可能に
  • 出荷検品
    • 以前は月に1度程度発生していたが、バーコード管理によりゼロに
  • 梱包/出荷
    • 以前は配送先情報を都度入力していたが、ロジクラ導入後は送り状出力機能に対応する配送業者は、送り状フォーマットで出力可能に
  • 出荷後対応
    • 以前は誤配送が月に1件程度発生していたが、ロジクラ導入後は通常より出荷量が5倍程度ある月も誤配送ゼロを達成

特に、お客様にご迷惑をおかけする誤配送がバーコード管理によりゼロになったのは、最も嬉しかった点です。

なお、2021年夏にパインアメとのコラボ製品「パインアメソープ」が、クラウドファンディングと自社ECで爆発的なヒットとなりました。

このため、ピーク時で通常の5倍の出荷件数に対応する必要がありましたが、増員することなく無事対応できました。ロジクラを利用していなければ、この数量に対応することは不可能でした(特に所要時間がかかるピッキング工程)。なお、出荷件数の急増にもかかわらず、誤配送はゼロでした。

ロジクラの改善点はありますか

Shopify受注情報から送り状を出力する機能ですが、エコ配に対応いただけると助かります。当社ではヤマト運輸とエコ配を利用していますが、エコ配の比率が高くなっています。エコ配への出力に対応いただけると、スタッフの作業工数がより削減できます。

今後の展望について教えて下さい

今後は業務の標準化をさらに行っていき、売上、出荷件数の増加を目指し、人員も増やしていきたいです。また、パインアメソープのような受注急増に対応できる体制を検討したく、ロジクラさんで提供するXTORM連携に関心があります。

ロジクラはどのような方におすすめできますか

誤配送が発生していて、どうしたらよいか悩んでいる会社さんは検討をお勧めします。EC事業に関わる人数が多い場合は、特にお勧めできます。ロジクラを利用すると、「誰が、いつ、どこで作業を間違えたか」を追跡できます。これを数値として記録することで、「今後何を改善すればよいか」を明らかにできます。

 

また、費用対効果が高い在庫管理サービスをお探しの会社さんにもお勧めできます。当社のEC事業は6人で運営していますが、毎日の発送業務は全件、担当者が1人で行っています。ロジクラ導入により、ピッキングや発送にかかる工数を削減できたことで、配送担当者は「お客様の電話対応」など売上増加に貢献する業務に、より多くの時間を費やせるようになりました。

この記事は2021年10月のインタビューの内容を元に原稿にしたものです。

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