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Shopify連携の活用でEC・卸・実店舗の複数販売チャネルの在庫を統合管理。リモート環境下で在庫情報を誰でも見える化。

〒816-0842 福岡県春日市下白水218-5
主な事業
陶磁器・ガラスの卸販売及び付随する一切の業務
EC開始年/ロジクラ導入年
2011年 / 2020年
ロジクラ利用プラン
Premiumプラン
利用連携機能
Shopify連携
月間出荷件数
250件
倉庫数
3箇所(うち1箇所は実店舗)
*上記は2022年3月現在の内容となります。

この事例のポイント

ロジクラ導入前は、手書き伝票をファイリングして商品管理、在庫管理を行っていた。

ロジクラ導入後は、在庫管理・入荷・出荷業務の作業工数が50%減少した。

Shopify連携を活用し、卸・EC・実店舗の複数販売チャネル、福岡・横浜の複数拠点の在庫一元管理が可能になった。

お話を伺った方

有限会社陶秀
代表 山口 泰明 様

手書き伝票をファイリング、商品管理、在庫管理ができない危機感…

貴社ならびEC事業についてお教えください

弊社は、陶磁器の卸売と小売を行う会社です。美濃・信楽の作家ものの和食器を九州で小売店向けに販売するところからスタートしています。現在は、全国の窯元、個人作家さんの商品を幅広く取り扱い、全国のお客様にお届けしています。陶磁器の場合、産地に根付いた卸売業者が多いので、弊社のように産地を問わず幅広い商品ラインナップで卸売を行っていることは大きな強みとなっています。

制作の過程に目を向けて、不自然ではないものをセレクトしています。つくることに楽しみを見出している、手仕事に対する納得感を感じられる、手にとったときになんとなく心が動くような商品を選んでいます。手工芸、非効率で生まれているので価格は安くはありません。ですが、合理的な製造ラインから生まれた商品にはない不思議な魅力があります。特に自分の年代に近い若い方々に触れてみてほしいという気持ちはありますが、興味のある方には年齢性別問わず幅広くお届けできたらと思っています。

卸売に加えて、2020年にaltoyoブランドで自社ECスタート、2021年に横浜で実店舗をオープンしました。

ロジクラ導入前はどのような課題がありましたか

随分前から在庫管理に課題感を持っていました。業界の慣習で、FAX発注、手書き伝票の管理が主流で、在庫管理はおろか、商品マスタの管理もできていない状況でした。

本格的に在庫管理をしようと決断したきっかけは、コロナウイルス感染症の拡大です。卸売事業が大きな打撃を受けました。卸先の小売店にお客様が足を運びづらい状況に加え、訪問営業も断られるようになり、絶望感を感じましたね。

「このままではまずい」と心機一転して、倉庫にある全ての商品在庫を自社ECで販売しようと決めました。

2020年5月にShopifyを使って自社ECを立ち上げ、同時にShopifyと連動した在庫管理システムを探しました。

Shopify連携は必須、使いやすさとサポートが決め手!

ロジクラを選択した理由を教えて下さい

Shopifyと連携できることは必須として、PCやシステムに慣れていない従業員でも使いやすく、十分なサポートが得られるかという視点で在庫管理システムを検討しました。ロジクラは、シンプルな画面、機能なので、年配だったり、PCに慣れていない従業員でもすぐに使いこなせると感じましたね。

また、導入や運用で困ったときにすぐ相談できる手厚いサポート体制があることは大きなポイントでした。商品マスタや在庫管理ができていない状況で、人員が限られる中でロジクラを導入したので、チャットや電話、オンラインミーティングですぐ相談できるロジクラのサポートは本当に心強いと感じました。

物流業務の工数を50%削減!売上増加につながる業務を行えるように!

導入テストはどのように行いましたか

まず商品マスタを決めてロジクラに登録、インストアコードの発行・貼り付けから始めました。これまで使っていた紙伝票をロジクラに登録、更新するように業務を置き換えました。「今日からロジクラを使ってみよう」と従業員に話して利用を始めたのですが、最初の1ヶ月で「ロジクラをやめたい、元に戻したい」と言われました(笑)。

紙伝票よりロジクラの管理のほうがよい、ロジクラの操作性ならすぐに慣れてくれると考えていたので、もう少し頑張ってみてくださいと継続を促しました。

利用開始2ヶ月目には従業員も慣れてきて、全商品の商品登録、Shopify連携をしてEC出荷も開始しました。ロジクラをやめたいと言っていた従業員も、ロジクラを使いこなして入荷、出荷、在庫管理を行えるようになりました。

「紙よりロジクラのほうがいいよね」と、従業員の意識の変化を感じましたね。

本番導入後はスムーズに運用できましたか

商品マスタの登録、Shopify連携までスムーズに進めることができたと感じています。加えて、2021年10月に横浜に実店舗をオープンするタイミングで利用を開始しました。

ロジクラでは、卸在庫、EC在庫の2拠点の在庫管理をしていました。店舗の在庫管理が別になってしまうのは望ましくない、卸・EC・実店舗の在庫を一元管理したいと考え利用を決めました。

連携を利用してよかったことは、これまでの在庫管理の延長線で実店舗の在庫管理ができたこと。ロジクラの拠点間入出荷の機能で、倉庫から実店舗への在庫移動をスムーズに行えたことです。実店舗でロジクラを使って入荷すると、店舗の在庫も増やすことができて便利です。

福岡、横浜の複数拠点の在庫をロジクラで一元管理できることで状況把握や判断にも迷いがなくなりました。

ロジクラを導入してどのような変化がありましたか?

ロジクラを導入して、複雑過ぎて半ば諦めていた商品管理ができました。

弊社は、50代のパートタイムで勤務いただいている従業員が多く、PC操作に慣れている方は多くありません。ロジクラ導入時は後ろ向きだったのですが、ロジクラで簡単、正確、効率的に在庫管理や入荷・出荷業務ができるようになり、物流業務の工数を50%程減らすことができました。

Shopify連携による自動化や、バーコード検品でミスが減ったことも大きな変化です。

物流業務の工数が減ったことで余剰の時間が生まれました。お客様へのご提案やお問合せ対応に時間を使うことができ、売上増加に繋がっています。

Shopify連携で、複数拠点の複雑な在庫管理が実現可能に!

ロジクラを利用して最もよかった点は何ですか

経営視点では、商品管理、在庫管理ができるようになり、適正在庫や回転率を把握することに繋がり、キャッシュフローの改善を実感しています。経験と勘で行っていた業務が、数値から分析して実行するように変わりました。

また、ロジクラを導入することで人員を増やすことなく、従来の卸売に加えてEC、実店舗と販売チャネルを増やし、販売チャネルに合わせた取り扱い商品を増やすことができています。

ロジクラの改善点はありますか

今、検討を進めていただいている発注機能にとても期待しています!発注残管理や分納に対応ができるようになったら、更に助かりますね。

今後の展望について教えて下さい

ロジクラを使って少ない人数で在庫管理、入荷・出荷業務を行える体制ができました。今後も、ECと実店舗への注力を進めていこうと考えています。ECでは海外発送、越境ECを実現したいです。

また、ECだけではなく、実際にお客様とお会いできる実店舗も大切にしていきたく、店舗数を拡大していきたいと思っています。自分たちの売りたいもの、伝えたいことを表現できる実店舗はおもしろいですよね。
今後の展望を考えたとき、より複雑になっていく在庫管理を少ない人員と工数で可能にできるロジクラは欠かすことができません。

ロジクラはどのような方におすすめできますか

在庫管理や入荷、出荷の業務を改善したい方はもちろん、販売チャネルを広げようとされている方、これから事業を進められる方にもおすすめです!
Shopify連携など、外部サービス連携も多く、ロジクラを使うことで様々な可能性が開けてくるかと思います。

Shopify連携資料

ロジクラとShopify連携概要をまとめた資料です。特徴やAPI連携フロー、導入事例などを掲載しています。

カートシステム「Shopify」とロジクラの連携概要をまとめています。なお、Shopify連携を導入前にお試しすることも可能です。14日間のトライアルも是非ともご利用ください。

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