ECモールで販売、属人化した仕組みで欠品発生も…
本日はお時間いただきまして、ありがとうございます!初めに、御社の事業について教えていただけますか。
主に楽天市場、AmazonといったECモールに出店、販売を行っています。
DIY関連の商材を取り扱っていて、メイン商材は吸音材、壁紙です。
ECモールへの出店の他、毎月定期発送(サブスクリプション)のような形で卸も行っています。
DIY関連の商材ということで、新型コロナウイルス感染症による影響はありましたか?
自宅で過ごされる方が増えたことで、2020年5月頃に一時的に需要が高まりましたね。
弊社として、お客様のご要望に応えられるよう、ちょうど商品の取扱い点数を増やしていた時期でもあったので、
新型コロナウイルス感染症以外の要因でも売上は堅実に伸びているように思います。
商品数(SKU数)は600SKUくらいあり、取り扱いの商品も多いです。枚数違いの商品のようなセット商品も多くあります。
出荷体制としては、受注管理・カスタマーサービス業務に3名で対応しています。皆さん、パートの形態で働いていただいています。
具体的な作業としては、ネクストエンジンの受注伝票をロジクラに取り込んだ後、自社倉庫の出荷、委託倉庫への出荷指示だったり、
お客様からのお問合せ担当をお願いしています。
600SKUは多いですね。さらにセット品が存在しているとなると、在庫管理も大変そうですね。
ちなみにロジクラ導入前はどのような管理をされていましたか?
おっしゃる通りで、セット商品の在庫管理がとても大変だったんです!
ネクストエンジンを利用していたものの、ネクストエンジンの品番登録で使えない記号を使っていたことで、ネクストエンジンのセット品機能を活用できていなかったのです。
スプレッドシートで関数を入れて、4枚組の受注数を入力すると、他の枚数のセット品の在庫数を変動させるようにスプレッドシートを組んで、在庫の管理をしていました。
ですが、入力の漏れやミスがあると在庫がずれてしまうことや、欠品が発生してしまうこともありました。
スプレッドシートファイルの運用が、私一人に属人化していることも課題でした。
この仕組だと、持続可能ではないと感じていました。
そうですよね。ECの場合、商品マスタの品番管理はとても重要ですよね。
Amazonや楽天市場等のモールや、ネクストエンジンのような受注管理システム(OMS: Order Management System)それぞれで、
品番(SKU)に使用できる文字や記号に指定があるので尚更大変ですね。
そうですね。モールによっては一度設定した品番を変更できず、
品番を変更する場合は商品ページ作成し直しになるので影響は大きく、商品管理・在庫管理は本当に大変でした。