
作業時間を半減!1日700点をミスなく出荷できる仕組みを構築

- 主な事業
- カスタムオーダーアパレルブランド「FABRIC TOKYO」の店舗運営、ECサイト運営オーダーメイドスーツ販売/既製品販売
- 月間出荷件数
- 2000件
- 倉庫数
- 1箇所
- ロジクラ導入年月日
- 2022年3月1日
- ロジクラ利用プラン
- Premiumプラン
FABRIC TOKYO様が抱えていた課題
商品データの読み込みに時間を要しており、受注確認から出荷完了までに約1時間を要していた
長期休暇明けには出荷量が大幅に増加し、納品予定日が後ろ倒しとなるケースが発生していた
誤配送の発生により、カスタマーサポートへのお問い合わせが増加していた
ロジクラ導入による導入効果
出荷完了までに約1時間を要していた作業時間が約30分に短縮
ピッキングにかかる時間が約50%削減され、1日あたり約700点をミスなく出荷可能に
ロケーション管理の活用により作業効率が向上し、出荷検品にかかる時間を約60%削減

オーダーメイド品と既製品、両立のための物流改革に向けてロジクラの導入を決意
FABRIC TOKYO様の事業内容と、取り扱い商品について教えてください。
当社は、オーダーメイドで製作するスーツやジャケットの販売を主軸に、店舗販売およびEC販売を展開しております。
取り扱い商品は、大きく以下の2種類に分類されます。
・カスタムオーダーによるスーツやジャケットなどのオーダーメイド商品
・既製品であるシャツ、ポロシャツ、ネクタイなどのアクセサリー類
なお、取り扱い品目数は10,000点を超えており、多様なニーズに対応できる商品構成となっています。
飯尾様の所属部署と、ご担当の役割について教えてください。
私はSCM(サプライチェーン・マネジメント)チームに所属しております。
チームは5名体制で、私が物流業務の主担当を務めており、もう1名が副担当として業務に携わっています。
ロジクラで管理している商品について教えてください。
ロジクラ上では、以下のような商品を管理しています。
・既製品のTシャツ、ポロシャツ、ネクタイなどのアクセサリー類:約1,000SKU
・オーダーメイド商品用の「生地カード(スーツ用の生地見本)」:約1,000SKU
生地カードはオーダーメイドを主力とする弊社ならではのものですが、これらを合わせて合計約2,000SKUをロジクラで管理しています。
ロジクラ導入に至った経緯について教えてください。
導入のきっかけは、既製品の出荷業務に多くの工数が発生していたことです。業務改善の一環としてWMS(倉庫管理システム)を検討してみようとインターネットで検索したところ、ロジクラを見つけたのが最初の接点でした。
当時、既製品であるアクセサリー類の出荷件数が月間 約3,000件にのぼっており、オーダーメイド商品の出荷を圧迫することなく運用可能な体制を構築したいと考えていました。その中で、自社ECサイトとロジクラがAPI連携できる点が、導入を決定する最大の要因となりました。
その後、トライアルを実施したところ、運用面での問題もなくスムーズに対応可能であることを確認できたため、正式導入を決断しました。

スプレッドシートによる在庫管理から脱却し、作業時間の半減に成功
ロジクラ導入前の在庫管理における課題を教えてください。
導入前は在庫管理はスプレッドシートで対応しており、現場は3名体制で運営していました。
中でも、既製品アクセサリーの出荷およびピッキング作業に非常に多くの時間を要していたことが大きな課題でした。
・1SKUあたりの作業(データ確認・ピッキング・出荷・梱包)に約1時間かかっていた
・出荷作業から入庫・検品作業へ移行する中で、数量が増えるとミスが発生しやすい状況であった
・月に数件の誤配送や商品の取り違えが発生し、カスタマーサポートへのお問い合わせが発生していた
特に、年末年始などの長期休暇明けには出荷件数が1,000件を超えることもありました。
・納品日を後ろ倒しにせざるを得ないケースが発生
・配送日の変更連絡や対応により、作業工数が大幅に増加していました
ロジクラ導入後、どのような改善が見られましたか?
ロジクラの導入により、出荷量が増加しても安定した運用が可能となりました。
1SKUあたりの出荷時間が従来の約1時間から約30分前後に短縮され、作業の再現性が高まりました。その結果、年末年始のような繁忙期にも対応できる体制が整いました。
運営体制は導入前と変わらず3名のままですが、次のような改善が見られています。
・ピッキング時間が約50%削減
・1日あたり約700点をミスなく出荷可能に
・ロケーション管理機能により保管場所が明確化され、梱包資材の探索時間が短縮
・出荷までに発生する同梱作業・確認作業を含め、約60%の作業時間を削減
・以前は出荷に1日かかっていた作業が、午前中で完了するようになった

棚卸し作業の大幅効率化と、現場にやさしい運用体制を実現
ほかに導入効果を実感できた点はありますか?
棚卸し作業が大幅に簡素化されたことは、非常に大きな導入効果だと感じています。
ロジクラ導入前は、棚卸しに丸1日を要していたのですが、導入後は午前中には完了するようになりました。その結果、棚卸しをはじめとした在庫管理にかかる工数が大幅に削減されました。
また、ロジクラの運用を引き継いだのは私で3人目になりますが、管理画面が非常に分かりやすくデザインされており、WMSに不慣れな担当者でもスムーズに操作できる点も高く評価しています。引き継ぎ時の負担も少なく、担当変更時の業務継続が円滑に行えることも、導入して良かったと実感している点のひとつです。
棚卸し作業が効率化された具体的な理由について教えてください。
ロジクラを通じて、在庫のズレを日常的に早期発見・調整できている点が大きな理由です。
以前は、自社システムとスプレッドシートを併用して在庫管理を行っていましたが、大量発注などのイレギュラーな対応が発生した際に在庫差異が頻発していました。
しかし、ロジクラ導入後は、その場でイレギュラー対応の処理を完結できるようになり、在庫情報の正確性が大幅に向上。結果として、棚卸し時に確認すべき差異がほとんど発生しない運用が実現できています。
ロジクラのQRコード機能はご利用なさっていますか?
はい、QRコード機能は活用しています。
ロジクラのアプリは、操作が直感的で非常に使いやすいデザインになっており、現場でもスムーズに扱うことができています。
また、感覚的に理解しやすいUI設計となっているため、誤操作が起きにくい点も非常に助かっています。
さらに、QRコード読み取り時のバーコードスキャンが非常に高速で反応が良い点も、業務効率の面で魅力に感じているポイントです。

現場の不安はあったものの、わずか一か月で定着したロジクラの導入
ロジクラ導入当初、現場ではどのような反応がありましたか?
新しいシステムを導入する際は、どの現場でも少なからず不安や抵抗感が生じるものです。当社でも例外ではなく、従来のやり方を変えることに対する戸惑いの声が一部から上がりました。
「新しいものは使いづらいのではないか」といった心理的ハードルもあったと思います。
しかしながら、導入前の段階で以下のような対応を行ったことで、現場での混乱は最小限にとどめることができました。
・ロジクラのサポートガイドを事前に共有
・実際に使用するアプリ端末を事前に配布し、操作性を確認
これにより、導入時点ですでに現場は基本的な操作イメージを持った状態になっており、業務への適応もスムーズでした。
加えて、導入後すぐに「工数削減に効果がある」という手応えを現場が感じ始めたことも、定着を後押ししました。
入荷・出荷・棚卸しといった各種オペレーションは、導入から約1か月ほどで現場に浸透し、安定した運用が実現できています。
在庫追跡からセット品管理まで、現場で活きる「痒い所に手が届く」機能
最後に、ロジクラの中で特に便利だと感じている機能を教えてください。
特に便利だと感じているのは、SKUごとの在庫変動や更新履歴を追跡できる機能です。
たとえば、「いつ在庫が登録されたか」「どのタイミングで在庫が変動したか」といった履歴が確認できるため、在庫管理の精度が向上し、管理作業が非常にしやすくなったと実感しています。
また、セット商品を取り扱っている当社にとっては、セット品登録機能が非常に重宝しています。
「痒いところに手が届く」ような細かな機能で、実務に即した柔軟な対応ができる点もロジクラの魅力だと感じています。
