
現場が語る、無料で使える在庫管理アプリのおすすめ・メリットと注意点
物流の現場で活躍するハンディターミナルやバーコードリーダーは、1台約10万円と高価なため、初期費用がネックとなり、導入ハードルは高めです。
ハンディターミナルやバーコードリーダーがなくても利用できる在庫管理システムがあることをご存知でしょうか。それは、スマートフォンアプリでの在庫管理です。
在庫管理アプリは、無料で使える便利な機能を搭載していることからコスト面でも心理面でも導入ハードルが低く、お試しする企業が増えている画期的なサービスです。今回は、無料で使える在庫管理アプリにフォーカスしてみました。機能やメリットから使用時の注意点、おすすめの使い方まで、詳しく解説していきます。
目次
無料の在庫管理アプリの機能をご紹介
まずは、無料で使える機能をもった在庫管理アプリを2つご紹介します。
ロジクラ
在庫管理アプリ「ロジクラ」はリリースから約2年弱で16,000社に利用実績のある勢いのあるサービスです。
※お手持ちのiPhoneでアプリを使用でき、アプリ/WEBブラウザ両方でアクセス可能。初期費用・月額ゼロ、基本機能は永久に無料で利用する事が出来ます。
無料プランで利用できる主な機能
- 商品バーコードを読み込み入出荷登録(入出荷履歴登録のみ)
- 入出荷履歴管理
- Webブラウザ管理画面から商品マスタのCSVインポート
- 商品ラベル(インストアコード)生成
- 商品、在庫の登録数には制限なし
- 各種データのCSVインポート&エクスポート
有料プランで利用できる主な機能(プランにより提供機能が異なります)
- 入出荷予定の登録
- 商品バーコード読み込み入出荷バーコード検品、入出荷処理
- アプリで棚卸し作業
- Webブラウザ管理画面からピッキングリスト表示
- 配送会社送り状CSV発行
- 送り状出荷追跡番号スキャン
- 受注管理システム、カートシステム等とのAPI連携
※ロジクラ、導入社数1万6000社 在庫管理アプリがコロナ禍を後押し マイナビニュース
ZAICO
「クラウド在庫管理ソフトZAICO」は、10,000人が使うクラウド在庫管理ソフトです。
iPhone、iPadに対応しています。無料プランで使える機能は限られていますが、月額980円(税抜)からプランが用意されており、有料プランの利用ハードルは低めです。
無料で利用できる主な機能
- データ登録 200件まで
- 在庫データ 一括登録200件まで
- 納品/仕入データ 一括登録200件まで
- 画像(写真)登録
- 納品データ・仕入データの作成
- QRコードラベルの印刷
- 在庫データのCSVファイルダウンロード
有料で利用できる主な機能
- データ登録 無制限
- 在庫データ 一括登録・納品/仕入データ 一括登録 1,000件/回まで
- オリジナルな項目追加機能
- 入庫/出庫スキャン機能
- 棚卸スキャン機能
- 変更履歴記録機能
- カスタムスキャン
無料の在庫管理アプリ導入のメリット
無料で利用できる在庫管理アプリを導入するメリットはなんでしょうか。
導入ハードルが低い
メリットの1つ目は、スマートフォンやパソコンがあればすぐに利用できるので、高額な専用のハードウェア購入の必要がないことです。初期費用がかからないので、コスト面での導入のハードルが低いことでしょう。
また、「無料」で試せることから、使い勝手が悪い、合わなければやめる(使わない)といった選択もしやすく、心理的なハードルも低いと言えます。
また、トライアル期間の定めがなければ、現場でじっくり試してみることが可能になりますよね。このように、導入までのハードルが低く、導入してからの「気軽さ」がユーザーにとって大きなメリットとなります。
シンプルなUIで誰でも利用できる
在庫管理アプリは、「誰でも・簡単・正確に」使えるように設計されています。
物流現場での経験が浅い人でも、ITリテラシーが低い人でも、直感的にサクッと操作できる「わかりやすさ」がユーザーから評価されるポイントです。複雑な機能を搭載した操作が難しいシステムを導入すると、現場に混乱が生まれかねません。業務の効率化のために導入したにもかかわらず、作業の妨げになるとしたら本末転倒ですよね。
その点、在庫管理アプリの無料の範囲は、非常にシンプルな機能となっており、試している中で使いこなすためのトレーニングを兼ねることができます。「IT機器の操作に慣れる」というステップを踏むことができるのです。したがって、無料アプリのできることが絞られている点は、実は大きなメリットです。
無料の在庫管理アプリ導入の注意点
最後に、無料の在庫管理アプリを導入する際の注意点を押さえておきましょう。
機能が限られている
先述したように、在庫管理アプリの無料で使える機能は制限されています。在庫数の記録と保存、検索機能レベルだと心得ておきましょう。
無料の機能でアプリ利用に慣れた後に、より高度な機能を使える有料版に切り替えると言うのが、在庫管理アプリの利用においておすすめの使い方です。
在庫規模に合わせた活用を!
注意点2つ目として、在庫規模のミスマッチがないかの確認が必要です。
アプリで管理できる在庫規模と自社の在庫量がマッチしているかを導入前にシュミレーションしておきましょう。無料版では、保存数や出荷件数、拠点登録数などに制限がある場合も。
在庫を多く抱えている大規模の企業では、無料アプリの機能制限では在庫管理がかえって非効率になってしまう場合もあり得ます。
無料アプリはトライアルだと認識しよう!
このように、無料アプリは、使い勝手と自社との相性を確認するトライアル機会と捉え、気軽にお試しすることをおすすめします。
アプリを使ってみることで、現場の問題点や欲しい機能/不要な機能、自社が在庫管理アプリにどのような点を求めているかを判断できれば大きな収穫、業務体制改善の手がかりを得られるのではないでしょうか。
規模に合わせて有料版も検討しよう!
自社の在庫規模によっては、最初から有料版の導入を検討するのも一案です。在庫管理アプリのサービス内容や他社の導入事例を参考にして、自社にあったプランは何か、を確認した上で導入プランを判断しましょう。自社の現場環境や物流スタイルに最も適した特徴を持ったアプリ・プランを選択することこそが、業務効率化の第一歩です。
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